デビッド・ベッカムは、アメリカ・フロリダ州マイアミを本拠地とする新クラブでMLSに参戦することを発表。クラブ設立は、ベッカムにとっての夢だったようです。

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 サッカーを米国でメジャーなスポーツとして普及させようとする試みには、まったく賛成できません。
 そもそもサッカーに対して、攻撃的ともとれる無関心さを貫いてきた米国です。このスポーツで、世界制覇するのは絶対に見たくはありません。最悪の場合、頂点に立った米国が不可解なルール変更を試みる可能性さえ、ないとは言えませんから。 
 しかし、米国でのサッカー普及において、デビッド・ベッカムほど強い信念を得ている者はいないでしょう。ですので、このMLSへのクラブ参戦に関しては時間の問題かもしれません。 

 というのもベッカムは最近、マイアミに自らのクラブチームを作ってしまったのです。この新クラブについては、2018年1月29日(米国時間)に設立に関する正式発表がされたのでした。 

 実を言うとベッカムは、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーに加入した際、契約の中にフランチャイズ権の購入を認めるというオプションが含まれており、これを2014年に行使していました。このような契約は、米国以外ではありえないことでしょう。 

 新たなチームの名前は、現時点で明かされていません。ですが、マイアミのオーバータウン周辺に2万5000人規模のスタジアムを建設し、本拠地とするとしています。

 ベッカムはマネジメントを 楽しめるタイプではなかった!?

 42歳になったベッカムは、新たな髪型で新クラブの設立発表会に登場しました。

 集まった記者たちを前に、「この素晴らしいチームを、マイアミという素晴らしい街に立ち上げることができてワクワクしています。ここまでは、本当に長い道のりでした」と語っています。 

 またベッカムは、「新たにリーグに参入するこのチームが、ベストチームになることを約束します」とトランプさながらに豪語。「当時、ロサンゼルス・ギャラクシーに加入したのは、MLSに長期的なポテンシャルを感じていたからです…」と話しています。 
 

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写真:新クラブ設立会見でサッカー人生について語った、デビッド・ベッカム。Photograph/ Getty Images 

  
「私がレアル・マドリードからこのリーグに移籍した当時、リーグはまだまだ未熟でした。この移籍は大きな決断で、将来的にワクワクするような大きな挑戦につながると感じていました」 

「MLSコミッショナーのガーバー氏が私の元にきて、このリーグの将来や目指すものについて、じっくりと説明してくれました。そして、すぐにこれに加わることを決意したのです」 

 
 マイアミには、2001年にマイアミ・フュージョンが活動を停止して以来、サッカーチームがありませんでした。ベッカムは自らの役割について、「マネジメントは私にとって、情熱を感じるものではありません」として、選手の採用担当を考えているようです。「マネジメントではない」と断言したのですから…。 

 
「何かを上達するのは好きですが、自分がマネジメントを楽しめるタイプだとは思えません。私はプレーが好きで、フィールドにいたいんです。それが、私のいちばん好きなことなのです。オーナーにはなりましたが、これはどんな子どもも夢見ることでしょう…」と、ベッカムはコメントています。 

  
 ベッカムの新クラブは、どのようなサクセスストーリーを描くのでしょうか? そしてベッカムはどんな選手を採用するのか? とても気になるところですね。

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TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。