今年、イングランド・プレミアリーグで、優勝候補と言われているのがこれまで弱小クラブと言われ続けてきたレスター・シティF.C。日本代表FWの岡崎慎司が 所属していることで、日本人には少しばかり馴染みのあるクラブとして有名です。

 そんななか、多くの強豪クラブが揃う世界屈指のリーグで、誰がレスターの大躍進を予想していたでしょうか。レスターのサポーターですら、まさかここまで大健闘するとはほぼ誰も思っていなかったよう。「リーグ優勝する」とシーズン前に賭けた人々は、あまりにもでき過ぎている今シーズンに少し違和感を感じ、なんと早々に払い戻しをしていたようです。

 今回『エスクァイア UK』のエディターは、なぜレスターのサポーターが自信を持たずに払い戻しをしてしまったのか、サポーターたちにその真相を訊いてきました。


 今シーズンの最大の疑問? もし、レスターの勝ちにかけていたとしたら...。

 もし、レスターがタイトルを取っていたら、サム・ノースは5万ポンドを回収できるはずでした。去年の8月、フォックスに払った掛け金は10ポンド、配当率は圧倒的な5000-1でした。取引するかしないかを子どもの遊びみたいに見せかけた、逃れようのないジレンマのなかで、一生涯のファンはブッキーと賭けをして早期に現金化し、5万ドルの代わりに28,907.51ポンドを手に入れていました。

 理由を知りたいですって?

 それは父親の緊迫感が高まりすぎて、サムに「もうこれ以上シーズンを楽しむことはできない、ストレスで気分が悪い」と伝えていました。彼はスカイスポーツに、「清算したからといって、彼らに、私がもう忠誠心を失ったと思ってほしくない。なぜなら、私は今でも彼らがリーグ優勝すると純粋に信じているから」と、話しました。

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レスター大躍進の立役者であるイングランド代表FWのジェイミー・ヴァーディ。現時点で22ゴールを量産しており、快速を活かしたカウンター攻撃は迫力抜群です。

 自動車修理工場のマネージャーは、スカイ・ベットとの取引を決めて、フェイスブックに「金はとった。我々がリーグ優勝するところを見て楽しむ」と投稿しました。

 ファンとしての資格をさらに証明しようと、26歳のノースはスカイに、レスターが優勝することは確実だから、払戻金を資金に、欧州サッカーイベントに参加したいと語りました。

 レスターは残り試合7で、2位のトッテナムに勝ち点5の差で首位に立っています。関連したところでは、元イングランド代表のフォワードで現在解説者を務めるゲーリー・リネカーが、もし彼らがタイトルを取ったら、マッチ・オブ・ザ・デイで、下着一枚で登場すると繰り返し言っており、北ロンドン全域をいっそう悩ませています。

Source / ESQUIRE UK
Translation / Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。