マンチェスター・ユナイテッドの栄光の92年組としてベッカムと共に活躍したネヴィルが、ベッカム退団当時の複雑な心境を明かした。

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ベッカムと共に右サイドを駆け上がり続けたガリー・ネヴィル

 マンチェスター・ユナイテッドの92年組がもたらした栄光の日々は、多くのファンにとって、思い出すたびに暖かい気持ちになれるものだ。しかし、当時のオールド・トラッフォードのロッカールームでは、ことはそれほど単純ではなかったようだ。 

 この黄金時代のメンバーの一人である、元イングランド代表DFのガリー・ネヴィルは、最近のインタビューのなかで、当時のクラブや他のチームメイトとの関係について言及。ベッカムが退団したときの気持ちについて、「残念であった」としながらも、二人の間には緊張もあったことから「ホッとした思いもあった」と語っている。 

 「それまでの12カ月を振り返りながら、まもなく終わりが来ることを感じていました」と、ネヴィルはストレッティニュースTVのなかで司会のジョナサン・シュレーガーに語っている。「舞台裏で起こっていることには気づいていたんです」(ネヴィル) 

 「デビッド・ベッカムが退団したときも残念でしたが、ニッキー・バットや弟のフィル・ネヴィル、ロイ・キーン、デニス・アーウィンが退団したときも同じように残念でした。彼らは私の人生やユナイテッドでのキャリアの大部分を一緒に過ごしてきたからです。デビッドやフィル、ニッキーのような周りの仲間たちだけはありません。ビッグプレイヤーがチームを去るときは、大きな喪失感があるものです。それほど大きな出来事なんです」(ネヴィル) 
 

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写真:マンチェスター・ユナイテッドの全盛期の1つを支えた、デビッド・ベッカムとガリー・ネヴィル©Getty Images 

 
 ネヴィルはその後、ベッカム退団当時の気持ちについて、率直に語ってくれた。 

 「正直に言うと、デビッドが退団したときの感情を表現するのに「悲しい」という言葉は正確ではありません。私は少しホッとしていたんです。彼にとっても、クラブにとっても、これ以上関係がこじれることはないと思ったからです。デビッドはクラブに大きな貢献をし、クラブもデビッドに多くをもたらしました」(ネヴィル) 
 「彼はいつも海外でプレーすることを夢見ていました。欧州でプレーしたいと考えていたんです。彼が成し遂げたことを考えれば、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマン、ACミラン、マンチェスター・ユナイテッド、LAギャラクシーなどで築いたキャリアは素晴らしいものだと思います」(ネヴィル) 

 「デビッドは適切なタイミングでユナイテッドに来て、適切なタイミングで去ったんです。彼が退団したときには、少しホッとした自分がいました。水面下でくすぶっていた緊張がなくなったからです。彼は素晴らしいプレイヤーで、一緒にプレーするのは大好きでした」(ネヴィル) 

 最近でも話題に事欠かないベッカムだが、彼のことだ。元チームメイトの話に機嫌を損ねるようなことはないだろう。 

 インタビューの全編は以下で視聴できる(字幕なし)。 
 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Gary Neville Exclusive on United's Resurgence Under Mourinho, Rollickings from Sir Alex & Much More
Gary Neville Exclusive on United's Resurgence Under Mourinho, Rollickings from Sir Alex & Much More thumnail
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By Esquire Editor on September 27, 2017
Photos by Getty Images
ESQUIRE UK 原文(English)

TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。