MLBのシアトル・マリナーズに所属しているジェームズ・パクストン投手は、次の米国大統領になるべき人材かもしれません…。

Baseball player, Pitcher, Sports, Player, Baseball equipment, Ball game, Baseball, Team sport, Sport venue, College baseball, pinterest

Bob Levey/Getty Images - MLB

 Seattle Mariners Pitcher James Paxton Remained Calm When a Bald Eagle Landed on Him During the National Anthem  

 もし、最も「男らしさ」を発揮した男性を決定する『最高に男らしい瞬間の男たち』という番組があったとすれば間違いなく、ここで紹介するシアトル・マリナーズの投手ジェームズ・パクストン選手が選ばれることでしょう。しかも、かなり上位で! 彼はミネアポリス・ツインズの本拠地開幕戦で、“猛獣使い”ばりの度胸を見せてくれたのでした。

 米国政治について、専門家ぶった意見を言うわけではありませんが、個人的にパクストン投手は米国大統領にふさわしいと99%確信しています。

 もちろん、選挙があったわけではありません。そもそもパクストン選手は、カナダ人なので合衆国の建国者たちには申し訳ないところです。ですが、ツインズの本拠地開幕戦で本物のハクトウワシ(自然界最大の空の捕食者の一種で、米国の国鳥でもあります)が調教師の命令に背き、パクストン選手の肩に少しの間留まったところを見れば、そう思わずにはいられないんです。

 その瞬間を見れば、きっとジョージ・ワシントンでも涙を流すことでしょう。

《次ページ》
パクストン選手の肩にハクトウワシが乗る瞬間の映像をご覧ください!

注目すべきはパクストン選手の反応

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Bald eagle lands on Paxton during anthem
Bald eagle lands on Paxton during anthem thumnail
Watch onWatch on YouTube

  
 巨大な羽をもつこの猛禽類(もうきんるい)が、パクストン選手を「生かす価値がある男」とみなして肩に留まっただけでも、もっとも「男らしい」瞬間だったのではないでしょうか。ですが、注目すべきはパクストン選手の反応です。

 彼は背筋を伸ばし、この状況を受け入れたのです。ワシの爪が肩に食い込んでなくても、普通の人なら体を縮めてしまうところでしょう。この反応はパクストンにとって、ワシが肩に舞い降りてくることが日常茶飯事のように感じさせるものでした。

 そして彼が試合後、「CBSニュース」に対して語った驚くほど冷静なコメントを読めば、実際に「パクストンにとってはこれが日常なのではないか⁉」と思わずにはいられないでしょう。

 
「ワシからは逃れられるはずはないと思ったからね。成り行きを見てみようと思ったんだ」と、パクストン選手は語っています。

「成り行きを見てみよう」という言葉は、「バーで魅力的な女性に電話番号をもらったとき」、あるいは「ロッカールームの床に落ちていたプロテインバーを食べるとき」のようなときに出てくるものではないでしょうか。現代の翼竜のような食物連鎖の頂点に立つ動物が、自分の顔に向かってきたような状況で語る言葉ではありません。「成り行きを見てみよう」ですよ。 

 この言葉を聞く限り、パクストン選手は数千人のベースボールファンの目の前で、この猛禽類と素手で闘う状況もあるかもしれない…と見事な覚悟をしていたのでしょう。実にクールガイ! しかしながら試合のほうは、パクストン選手のマリナーズが2-4で破れてしまいました。 

 パクストン選手はある意味、肝っ「タマ」が大き過ぎてバランスを崩したのかもしれませんね。しかも、鷲は舞い降りましたが、そののち飛び立ちましたから…。
 


《おすすめ記事》

Baseball player, Sports uniform, Baseball uniform, Baseball, Team sport, College baseball, Uniform, Sports, Jersey, Player, pinterest

メジャーリーグ史上ベスト&ワーストユニフォーム 23選


From Men's Health
By Vinnie Mancuso
Apr 7, 2018
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA