マンチェスター・ユナイテッドFCのジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブで長期政権を敷く可能性を否定しました。

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Photograph / Getty Images

 ジョゼ・モウリーニョ

 マンチェスター・ユナイテッドFC(以下、マンU)のジョゼ・モウリーニョ監督は、パファージャケット(ダウンジャケット)に身を包んだ謎の多い人物です。「(フットボールにおいて)未来のことは予想できない」と語るモウリーニョ氏は先ごろ、マンUで長期政権を敷く可能性を否定しました。 

 
 モウリーニョ氏は2016年のシーズン初め、マンUと3年契約を交わしています。年間1380万ポンド(約20億円)とも伝えられる現在の契約ですが、「ガーディアン」紙によるとモウリーニョ氏はさらに高額のオファーを提示されない限り、マンUとの契約を延長する考えはないといいます。 

 
 2017年10月18日(欧州時間)、この日はリスボンのエスタディオ・ダ・ルスで、欧州CL グループ ステージとしてベンフィカ戦が行われる日。その日の試合前に54歳のモウリーニョ氏は、「ガーディアン」紙で報じられた自身の将来に関する話(将来的にPSG パリ・サンジェルマンFCの監督を務める可能性を示唆するもの)について、その意図を明確にしたのでした。※ちなみにこの日の試合結果は、1-0でマンUの勝利でした。

「私が伝えた唯一誤解しようのない事実は、私がマンUでキャリアを終えることはないということです」(モウリーニョ) 
 

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「現代のフットボールにおいて、1人の監督が15~20年も1つのチームで指導することは可能でしょうか? こういった監督は、おそらくアーセン・ベンゲル(現アーセナル監督)が最後となるでしょう。われわれが、それほど長い期間監督を続けるのは不可能です。今この瞬間、私が4〜5年で監督業を引退したいと思っているのなら、マンUでキャリアを終えることを望むでしょうが…」(モウリーニョ) 

さらに続けて…「私は、今後少なくとも15年間は監督としての仕事を続けようと思っています。その思いを叶えようと挑戦し続けるわけですが、だとしても、同じクラブに17年もいることは不可能だと思っています。私がマンUでキャリアを終えることはないでしょう。あの報道の後、一部の人々はより狡猾に振る舞い、悪意のある反応もありました。私は新たな契約を結ぼうという気はありませんですし、ここを去ろうとも考えていませんでしたので…」(モウリーニョ) 

 マンUサポーターの皆さん、これを聞いてパニックになる必要なんてありませんよ。クラブとモウリーニョの駆け引きはどうやら、まだ続いているということですから…。


By Finlay Renwick on October 18, 2017
Photos by Getty Images
ESQUIRE UK 原文(English)

TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。


編集者:山野井 俊