ポグバ選手は、元々マンUのユースチームで育った選手。2012年にフリートランスファーでイタリアのユヴェントスFC(以下、ユヴェントス)に移籍していました。
そこで、2016年にポグバの移籍の可能性が浮上した際には、マンUとしては二度と同じ過ちを繰り返したくはなかったのです。
しかしながらポグバはこのとき、レアル・マドリードからのオファーも真剣に検討していたそうです。そんななか、結局はマンUを選んだことについて、「実に難しい決断だった…」と、彼はポッドキャスト内の「Beyond the Pitch」で明かしています。
「実は、レアル・マドリードから声がかかって、私はレアルに移籍することを考えていたが、同時にマンUに行くことも考えていた」とポグバ選手。最終的に、ポグバ選手がマンUに戻ることにした決め手は、マンUとの過去のつながりだったのです。
「だけど自分はいつも、心の中でマンUのことを思っていたんだ。私の心がこのチームに戻るように私に命じたんだ。どうしてなのかはわからない、どんなことになるかもわからなかったけど…。しかし私はマンUを選んだんだ。そのことを後悔はしていない。マンUを選んだことを後悔したことなど、一度もない…」とポグバ選手はコメントしました。
はたして、ポグバの決断は正しいものだったのでしょうか。
レアル・マドリードが今季リーガ・エスパニョーラを制覇したのに対し、マンUはいまだにその潜在能力を発揮できずに苦戦を続けています。そしてポグバ選手は、まだ24歳です。今後、再びレアルへの移籍話が浮上するのも時間の問題であると言えます。
◇ポール・ポグバ選手ってどんな選手?
今回、そんな注目すべきポール・ポグバ選手のいままでの活躍ぶりを振り返ってみましょう。マンUやユヴェントス、そしてフランス代表での彼の勇姿をぜひご覧ください。
2011年11月30日、イギリスで行われたカーリング・カップ決勝のクリスタル・パレス戦に出場した、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ選手。18歳のポグバ選手でありますが、このときから、ダイナミックなドリブルが彼の持ち味となっていました。
2016年4月24日、イタリア・フィレンツェで行われた、セリエAフィオレンティーナ戦に出場したユヴェントス所属時代のポール・ポグバ選手。横からスライディングを受けながらも、最後まで粘ってパスを味方に供給しました。ユヴェントスの中心選手として、連覇に大いに貢献したのでした。
2016年3月16日、ドイツ・ミュンヘンで行われたチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦に出場した、ポール・ポグバ選手。ペナルティエリア内でパスを受けたポグバ選手は、即座に右足を振り抜きました。そして、先制ゴール! このゴールによって、ユヴェントス全体の士気を一挙に高めたのです。
2016年12月31日、イギリス・マンチェスターで行われたミドルスブラ戦に出場した、マンチェスター・ユナイテッド所属のポール・ポグバ選手。この芸術的なオーバーヘッドゴールを決めたことにより、移籍したんばかりのポグバ選手でしたが、一挙にサポーターたちを虜にしたのでした。
2017年11月25日、イギリス・マンチェスターで行われたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦に出場した、マンU所属のポール・ポグバ選手。激しいマークを受けながらも、抜群のキープ力で攻撃陣を牽引しました。
2017年5月24日、スウェーデン・ストックホルムで行われたヨーロッパリーグ決勝のアヤックス戦に出場したポール・ポグバ選手。ヘンリク・ムヒタリアンのゴールで2対0となり、興奮するポグバ選手とフアン・マタ選手らチームメイトたち。マタ選手の雄叫びが、すべてを物語っていますね。
Source / ESQUIRE UK
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。