W杯ロシア大会の予選で、早くも涙を見せてしまった選手たち。それは美しくもあり…。
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サッカーロシアW杯2018の予選は開幕からホットな2週間を経て、2018年6月28日(現地時間)に終了しました。
予選リーグはここで敗退してしまう国もあれば、決勝トーナメントへと進むチームもあるという、過酷で辛い勝負の連続です。それぞれが国を代表して行う試合なだけに、体だけでなく心の負担も大きいのかもしれません。
そこで、試合後にピッチで思わず涙をこらえきれず”男泣き”してしまった選手たちをフォーカスしてみましょう。各選手たちに、涙の理由はそれぞれあったことでしょう。それを思い量る機会としましょう。
>>>悲し泣き、嬉し泣き、悔し泣き…ピッチで涙を見せた選手たち
【モロッコ代表】ナビル・ディラル
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2018年6月20日に行われたポルトガル対モロッコの試合で、1-0で敗戦で試合終了となったときに悔しがるナビル選手がこちら…。ポジションはディフェンスであったナビル選手、グループリーグ敗退が決定した試合だったために悔しさも大きかったのでしょう。
試合後自身のインスタグラムでは、自国とファンの人々に感謝の投稿をしていました。
【ペルー代表】ペドロ・アキーノ
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2018年6月21日に行われたフランス対ペルー戦は、1-0でフランスの勝利となりました。ペルー対デンマークでも、0-1で敗戦に終わったペルーは予選敗退がこのとき決定したのです。
そこでミッドフェンダーであったペドロ選手はシュートしたものの、ポストの角に当たりゴールが決まらず…。という、苦しい結果だったからでしょう、ご覧のとおりの表情となったのでしょう。
【ペルー代表】パオロ・ゲレーロ
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2018年6月22日に行われたフランス対ペルーの試合でも敗戦に終わり、予選敗退となったペルー代表。
ドーピング問題で出場も危ぶまれていたパオロ選手ですが、無事出場できたものの、この戦績に悔しい思いをしてのことでしょう。
【ペルー代表】クリスティアン・クエバ
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ペルーがW杯に出場するのは、1982年以来のこと。
ですが予選敗退が決定し、クリスティアン選手も試合後は涙を浮かべ、ぐっと泣かないようこらえていました…。
【ポーランド代表】カミル・グリク
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2018年6月24日に行われたポーランド対コロンビアで0-3で敗戦し、予選敗退が決定したポーランド。
ディフェンスであったカミル選手は第1戦では負傷により出場できなかったものの、トレーニングを始め第2戦であった同試合には出場しました。出場前には、「絶対に負けられない」と話していました…。予選敗退が決定した試合後のインタビューに対しては、「コロンビア代表があらゆる点で優れていた」と潔く負けを認めていましたが、自国メディアでは酷評される始末となりました…。
試合前、トレーニングに励むカミル選手
【イラン代表】メフディ・タレミ
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2018年6月25年に行われたイラン対ポルトガルの試合では、1-1で引き分け。
ポルトガルは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定するのに対し、イランは勝利が必須だったのです…。予選敗退が決定して試合後にピッチに泣き崩れたタレミ選手。
叫びながら泣く姿もあり、今回の予選で一番の号泣姿を見せたのでした…。
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【ナイジェリア代表】ブライアン・イドウ
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2018年6月26日に行われたナイジェリア対アルゼンチンは、1-2でアルゼンチンの勝利。
ディフェンダーであったブライアン選手は、ホイッスルが鳴り響くとともにピッチに倒れ込み顔を覆い涙を隠していました。
【メキシコ代表】ハビエル・エルナンデス
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2018年6月21日に行われたドイツ対メキシコは、0-1でメキシコの勝利。
2014年の王者であったドイツを、初戦で食ったメキシコ代表。そのエースであるハビエル選手は、試合後に嬉し泣き! その後の韓国対メキシコでも、1-2で好調を見せていました。
【ブラジル代表】ネイマール
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2018年6月22日に行われたブラジル対コスタリカでは、2-0でブラジルが勝利。試合終了のホイッスルが鳴り響くと同時に、ピッチに泣き崩れたネイマール選手。この光景に感動した人も少なくないはずです。
ネイマール選手は試合後、インスタグラムで「あの涙は、喜びや克服、勝利への安心からきたもの」「夢は続く…いや、今は目標」と説明してくれています。
【セルビア ヘッドコーチ】ムラデン・クルスタイッチ
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2018年6月17日に行われた、コスタリカ対セルビアは0-1でセルビアの勝利。そこで涙を見せていたのは、セルビアの監督であるムラデン氏。
彼は元セルビア代表選手でありアシスタントコーチを経て、今大会は監督として参加しています。つまり監督に就任後の初のW杯予選で、勝利をおさめられたことに安堵と喜びでいっぱいになったのでしょう。
アレクサンダル コラロヴ選手にハグされる監督 。Photograph / Getty Images
Text & Edit / Mirei Uchihori,Kaz Ogawa