フランス代表の主力選手であるポグバ選手は、「これはすべてを変える一戦だ。この試合が歴史のすべてを変える」と、ロッカールームで話したそうです。

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 Watch Paul Pogba Give France's World Cup Final Pep Talk

 フランス代表MFのポール・ポグバ選手(25歳)は、W杯ロシア大会で大活躍しました。

 そんなポグバ選手の影響力がピッチ上だけでなく、ピッチの外でも非常に偉大な存在であったことが、このたび明らかになりました。彼がW杯ロシア大会決勝戦直前に行った、チームメイトを鼓舞するスピーチ…いわゆるペップトーク動画がツイッター上に公開されたからです。 
 

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ツイッター動画の内容: 
「みんな、僕は長話はしたくない、われわれには自分たちがどんな立場にいるか、自分たちが何を手に入れたいか、自分たちがグループステージ第1戦から、どれほど遠くまで来たかがわかっている」と、ポグバ選手は決勝戦の前にチームのメンバーに語っています。さらに…。 

「われわれは、そのことを自分たちの心の中で知っている、目を見ればそのことがわかる。僕にはそれがわかる、それはわれわれが集中していると言うことだ」 

「われわれは90分後には、歴史をつくっているかもしれない。あと一戦で、すべてが終わる」 

「われわれがこれまでのキャリアを通じて、どれだけ多くの試合を戦ったかは僕にはわからないが、これはすべてを変える一戦だ。この試合が歴史のすべてを変える」 

「いま2つのチームがいて、トロフィーは1つしかない。相手チームも同じ思いでいる、クロアチアも優勝トロフィーがほしい。われわれが(ユーロ2016の)決勝戦で負けたことをわれわれは知っている。われわれには、それがわかっている。われわれはそれを心の中で感じている。それは今でもわれわれの頭の中にある。今日われわれは、自分たちのものであるものを、他のチームに取られるようなことは決して許しはしない」 

「今夜、私は自分たちを、われわれの試合を目にするすべてのフランス国民の記憶に残る存在にしたいと思う。彼らの子供たちや彼らの子供たちの子供たち…そしてその次の世代にもだ。僕は自分たちを戦士として、リーダーとして、ピッチに出て行かせたいと思う」 

 
 もしブレーズ・マテュイディ選手(31歳)が、後ろのほうでシャツと格闘していなければ(笑)、これはまるで映画『Any Given Sunday(エニー・ギブン・サンデー)』(1999年公開)の一場面のようです。

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 一方、ディディエ・デシャン監督がハーフタイムに行ったおしゃべりの内容は、「相手を閉め出せ、パスをつなげろ、互いにオプションを与えろ、キリアン・エムバペにボールを回せ」という内容であったことは明らかになっています…。 

 W杯ロシア大会で2度目の優勝を果たしたフランス代表ですが、まさかハーフタイムに、キャプテンでもないポグバ選手がここまで熱弁を奮っていたとは…誰も気づかなかったことでしょう。 
   

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 次回のW杯カタール大会でも、ボグバ選手が注目選手として紹介されることは間違いなしでしょう。そして各メディアは、さらに彼がプレー同様に“頭を使って”進化したペップトークをするのでは…と期待していることでしょう。われわれも注目しましょう。

By Tom Nicholson on July 20, 2018
Photos by Getty Images 
ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊