ロニー(クリスティアーノ・ロナウドの愛称)が思い描く、引退後の生活とは?

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 クリスティアーノ・ロナウド

 リーガ・エスパニョーラ(スペインでは「ラ・リーガ」)のシーズンは、年をまたぎます。現在は2017/18シーズンで、レアル・マドリードの場合、2017年8月20日にデポルティボとの開幕戦を行い、2018年5月20日に第38節の最終戦でビジャレアルと戦って、シーズンを終了します。

 このような流れのなか、クリスティアーノ・ロナウドは開幕からしばらくの間、歯車が合っていませんでした。現在(2018年1月5日)までの成績を見ても、クリスティアーノ・ロナウドの得点数も未だ4点で順位は24位タイ(首位のリオネル・メッシは15得点でしから)。 

 これに影響してか、チームであるレアル・マドリードもらしからぬ成績で4位(首位のバルセロナに勝ち点14の差)。ですが、ロニーファンならびにレアルファンの方、安心してください。ここにきてようやく調子が上がってきたようです。  

 とはいえ、現在、32歳となったロニー。選手として下り坂に差し掛かっているのは、もはや否定することはできないでしょう。 

  
 契約期間が残り3年となったロニー。ここに来て、第二の人生について考え始めていても不思議なことではありませんね。そんな彼は先日、TV番組「スカイ・イタリア」に出演し、次のように語っていたのです。 

「皆さんもサッカー選手に関して、限界となる年齢に関して談義することがあるかと思います。でも、私は皆さんの考えには同意できないかもしれません。なぜって、若い選手の中にも自分の体のケアをせず、常時に怪我に悩んでいる者もいるからです。現在、私はコンセントレーションした状態を保っています。ですが、そんな私も、いつかはサッカー選手としてのキャリアが終わるときを迎えるのです。そう、どんな選手にも引退という日は来るのです。私はその日が来ることを知っています。そうを踏まえた上で私は、今この瞬間を十二分にエンジョイしているのです。その先にこそ、引退後の素晴らしい人生というものが待っているのだと思っているのです。別にそれは、お金の面でのことを言っているのではありません」とロニー。 

 
 ロニーが現役を引退したときには、「きっとコメンテーターに転身するに決まっているさ…」と予想する人は多いでしょう。ですが、本人は毎週テレビのスタジオで、サッカー指導者のグレアム・スーネス氏と顔を合わせるような将来の自分の姿には、さほど魅力を感じていないようです。ロニーは、もっと高いところを見据えているはずです!(次ページへ続く)

C.ロナウドが今後してみたいこととは?

「今後ロニーは、どんなキャリアを築きたいのか?」と、多くのサッカーファンが思うなか…「たとえば映画など、他のことを試してみたいと思う」と、ロナウドはコメントしたのです。

  
 たとえば、日本企業であるMTG社が開発した「PAO」のCMに出演した際には、俳優のような表情を見せるロニー(同社の他製品「SIXPAD」のCMに出演経験があり!)を観たことがありますか? 
 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
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「他の分野への転身」というアイデアは、突然降って湧いてきたものではないようです。ロニーによると、彼は何年も前から、そのアイデアを検討してきているとのこと…。CMでの表情の上手さは、心の準備ができているということでしょうか…。

 
「27歳のときに、私は将来の計画を既に立て始めてていました。そして28歳のときから、その準備もしてきたつもりです。現在、私は会社をもっていて、そこもいいチームになっているよ。今後は、さらに良いものを作っていこうと思っています。あとサッカーでは、チームメイトが僕のことを頼りにしてくれているから、いつでも高次元で安定したコンデイションを保つように努力しているよ」とロニーは語ってくれました。 

 
 さあ、ロニーもヴィニー・ジョーンズ(代表作に映画『スナッチ』、近作では『キングスマン: ゴールデン・サークル』にも出演しているクセあり俳優。それ以前はチェルシー、ウィンブルドン等に所属したぴ路サッカー選手でした。1988年、ウィンブルドンは世紀の番狂わせを演じFAカップ優勝。そのときのメンバーの1人です。ウェールズ代表でもプレイして、代表では1994年から1997年までに8試合出場。キャプテンも務めていました)のように、サッカー選手から俳優への転身に成功できるでしょうか?

 しかし、こればっかりはサッカーボールのようにロニー自身でコントロールできるものではありません。ただ願うしかないのです。


By Esquire Editor on January 3, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE UK 原文(English)

TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。


編集者:山野井 俊