レアル・マドリードからの移籍が噂されている、クリスティアーノ・ロナウド選手。そんな彼の退団時の違約金がこのたび大幅引き下げになるようですが、“ある”2つのクラブには適用されないようなのです。
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Cristiano Ronaldo's Real Madrid Release Clause Has Dropped By €880 Million
サッカー界の現役スーパースターの一人であるクリスティアーノ・ロナウド選手。私たちのイメージでは、「レアル・マドリードでキャリアを終えるのではないか…」と思っていました。
本拠地エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウのペナルティスポットを背景に、その強靭な筋肉からびくともしない洋服ダンスのような仁王立ちが、われわれの脳裏に永遠刻まれているものだと思っていたのは間違いだったかもしれません…。
しかしながら、10億ユーロ(約1295億円)であったロナウド選手の違約金が、このたび大幅に引き下げられたという報道が流れました。これは彼が、レアル・マドリード以外でのキャリアを検討している可能性を示唆しています。
スペインの「OKDiario」紙によれば、ロナウド選手の違約金はわずか(?)1億2000万ユーロ(約155億4000万円)に引き下げられたといいます。
つまり、ビルダーバーグ・グループ(世界的な影響力を持つ経営者や王侯貴族などの集団)のメンバーでなくとも、一部のクラブチームにロナウド選手獲得のチャンスが回ってきたということを意味しているのです。さらにこの報道によれば、ロナウド選手にはロシアワールドカップからの帰国後に検討すべきオファーが、すでに4つ届いているそうです。(次ページへつづく)
ロナウド獲得のために、オファーを出した4つのクラブとは?
ロナウドの獲得を目指しているのは、マンチェスター・シティ、アーセナル、チェルシー、ACミランの4クラブだとのこと。
ただしACミランは、「ファイナンシャル・フェアプレー」規約に違反をしたとして、UEFAヨーロッパリーグから除外処分を受けたばかりですから、獲得できるかは怪しいところです。
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ちなみに、何とも些細なディテールにはなりますが、この1億2000万ユーロ(約155億4000万円)という違約金は、スペイン国内のクラブチームとパリ・サンジェルマンには適用されないそうです。まったく不必要なおせっかいをするものです。
ロナウド選手がレアル・マドリードを去る日が、刻一刻一刻と近づいている予感がします。ですが、はたして彼が行きたいクラブはどこなのでしょうか? 世界中のサッカーファンが注目していることは間違いありません。
By Tom Nicholson on June 29, 2018
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ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊