これまであまり明らかにされてこなかった、2人の最もふざけたケンカ理由が明らかとなりました。
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Wayne Rooney Recalls The Stupidest Fight He Had With Roy Keane
プライベートジェットやモルディブでの休日の様子が満載のウェイン・ルーニーとロイ・キーンのインスタグラムは、彼らの派手な生活スタイルが目の当たりにできます。しかし、そんな人気サッカー選手である彼らの生活も、私たちとあまり変わらない部分があることに少々安心しています(笑)。
その証拠をご紹介しましょう。
元イングランド代表FWのウェイン・ルーニーは以前、マンチェスター・ユナイテッドでチームメイトだったロイ・キーンとの大ゲンカについて語ってくれました。
それは2018年2月放送されたTV番組「マンデーナイトフットボール」にて…。その番組の解説者として初登場したウェイン・ルーニーは、すぐに元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガーに対して嫌味を言い始めたのです。
その番組中にルーニーは、当時18歳だった自身がマンチェスター・ユナイテッドに入った2004年に起こった、ロイ・キーンとの口論について語り始めたのです。
「初めての遠征のとき、ロイ・キーンと口げんかしたことをよく覚えてるよ。ロイはニューカッスル・ユナイテッドとの試合の前の晩、ラグビーを観ていたんだ。彼が食べ物を取りに行ったので、テレビを『Xファクター』に変えてからリモコンを隠したんだ。すると彼が怒って、すぐケンカになったよ。だけどすぐに、このことで彼は僕のことをもっと認めるようになったと思う。彼に対してケンカを吹っ掛けるぐらい、度胸が据わっているって思ったんじゃないかな」と語りました。
元主将ロイ・キーンの言い分は、ルーニーのものとだいぶ違っていた...
しかしながら、番組内で明かされたルーニーの発言は、2016年にキーンが自伝『セカンド・ハーフ』に書いたものとは、少し内容が違っていました。
「僕たちは試合の前夜、ホテルに泊まっていて…どこだったか忘れたけど。チームはいつも、だいたい夜の7時ぐらいに一緒に食事をすることにしていたんだ。そこには部屋の中に大きなテレビがあった。そのころ、僕はラグビーにハマっていて、その日はビッグゲームが行われていたんだ。トイレに行って戻ってくると、誰かがチャンネルを他のバカらしい番組に変えていた…。何の番組かは覚えていないけど。そこにいた何人かのチームメイトはくすくす笑っていながら、テレビを観ていたことを覚えているよ」と、ロイ・キーンは明かしています。
「俺は『ラグビーの試合はどうなった?』と聞いたんだ。ウェインが何か企んでいることはわかっていた、彼の顔がそう言っていたからね。『リモコンはどこだ?』と僕は聞いた。すると彼は、『知らないよ』と答えたんだ。怒りに満ちた僕は、彼を怒鳴りつけてやったよ。部屋を飛び出すほどではなかったけど、リモコンを探す気にもなれなかった。だから試合の残りを、自分の部屋で観ることにしたんだ」とロイ・キーン。
「翌朝、試合前の食事で顔を合わせたとき、僕は過ぎたことは忘れることにしてた。ウェインは大胆にも僕に近づいてきて、『ロイ、リモコンは見つかった?』と聞いてきたんだ。僕はおそらく、『うるさい!』とか『黙れ!』と言ったと思う。これが唯一彼と口論したときだよ。彼がその後、彼の本の中で(彼が10冊書いたうちのひとつ)、警備員を彼の部屋に行かせてリモコンを取り返したって書いているけど、それは馬鹿げた話だよ」と、キーンは当時を振り返っています。
今ではマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドとなった彼らですが、当時ピッチの裏側では色々なことが起こっていたようです。
By Esquire Editor on February 8, 2018
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ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Trans Mart
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊