男性たちも、女性たちだけが経験する苦悩も知っておくべきです。そこで、2017年9月に出産を経験したプロテニスプレーヤー、セレーナ・ウィリアムズ選手の産後ダイエットにフォーカス。授乳期が終了ときには、思わず涙が出てしまったそうです…。
Courtesy of Instagram@Serena Williams
Serena Williams reveals the strict diet that helped her get into shape post-baby
2017年9月1日に第1子となる娘、アレクシス・オリンピア・オハニアン・ジュニアちゃんを無事出産したテニス界の女王、セリーナ・ウィリアムズ選手。現在36歳の彼女が、元の体型に戻すために行ったハードなダイエットについて明かしてくれました。
「新米ママたちが子育てして痩せるなんて、ウソよ」とジョークを交えつつ、元の体型に戻すのに苦労したことを「デイリー・メール」に対してコメントしています。彼女は授乳中、厳格にヴィーガンダイエットを実行していたにもかかわらず…。
「私はヴィーガンで、砂糖を摂らなかったの ― 私は完璧にヘルシーな食生活をしていたのよ。でも、授乳を止めることで達成できた体重にまで、落とせなかったの。そこで私は、人はそれぞれ違うということを学んだわ。どんなにワークアウトしようと、私には効果がなかったの」と。
「授乳を止めたら1週間で約4.5kg落ちたの。以来、落ち続けたわ」とウィリアムズ選手。生後10カ月になった娘アレクシス・オリンピアに授乳するのをやめる決心をしたときは、ついつい泣いてしまったと告白もしれくれています。
「私はオリンピアを腕に抱えて、そのことを伝えたの。そして、一緒に祈ったわ ― 私は『いい? ママは授乳をやめなきゃいけないの。やらなきゃいけないのよ』と言って…そのとき、ちょっと泣いてしまったの。思っていたほど長くは泣かなかったけどね…」
ウィンブルドン史上最多の優勝回数を誇るウィリアムズ選手ですが、戦うプレッシャーから解放されて寂しく思う自分に驚いたとも言いいます。
「まったくビックリだわ。素晴らしい子どもがいて、グランドスラムのタイトルもたくさんもっている…どれもこの上ないご褒美よ。コートでプレッシャーを感じることが随分減ったのは間違いないけど、そのプレッシャーをどこかで求めている自分にちょっと驚いちゃったわ」と。
一方セリーナの夫であり、アメリカのニュース掲示板「Reddit」の共同創設者アレクシス・オハニアンは2017年、愛あふれる婚約の詳細を明かしています。
Photograph / Getty Images
2人はウィリアムズ選手がイタリアン・オープンに出場するため、そしてオハニアン氏はIT関係の会議に出席するため、どちらもローマに滞在していた際のこと。オハニアン氏がウィリアムズ選手の朝食のテーブルに押しかけて出会った。
ウィリアムズ選手のグループの誰かが「ネズミがいる!」と叫ぶと、オハニアン氏は「僕はブルックリン出身だから、ネズミは見慣れているよ」と返答。……それから18カ月後、彼は2人が出会ったローマの同じホテルにウィリアムズ選手を呼び、プラスチックのネズミを持参してプロポーズしたのだそうです!
夫と娘の応援を受けつつ、ウィリアムズ選手が舞い戻ってきたウィンブルドン。大喝采を受けながら決勝まで勝ち進むも、アンゲリク・ケルバー選手に負け準優勝となりました。出産して以降としては初となる四大大会(グランドスラム)のタイトルを狙った戦いですが、素晴らしい戦果ではなかったでしょうか?
ウィンブルドン通算8度目、グランドスラム最多タイとなる24度目の優勝は逃したものの、今後も彼女のプレーそしてトップアスリート&ママとしての体調管理に関しても、継続して注目したいところですね。
From Harper’s BAZAAR UK
Photograph / Getty Images, Courtesy of Serena Williams via Instagram
Translation / Mitsuko Kanno