米海軍は初の艦載無人給油機、「MQ-25A ステイングレイ」の製造発注先をボーイング社に決定しました。
「MQ-25A ステイングレイ」は一定の情報収集作戦の遂行能力を持つ給油機になる予定で、他の艦載航空機の作戦範囲を拡大する目論見。これまで以上に、広範囲での飛行や攻撃を可能にする計画でいます。今回の決定までに米海軍の中でも、「海軍初の無人機をどのようなものにすべきか」という議論が長年続けられてきていました。なかには給油機よりも、長距離爆撃機を求める声も上がっていたのは事実ですが…今回、このような決定になった次第です。
海軍航空システム司令部の発表によれば、ボーイング社との間に8億500万ドル規模の契約を交わしたとのこと。その内容は、「無人航空機『MQ-25A ステイングレイ』4機の設計から開発・製造・テスト・引き渡し・サポート・空母航空団への統合までを行い、2024年までに初度作戦能力に到達させる」というもの。
そして米海軍は将来的に、11隻のニミッツ級およびフォード級空母すべてに配備することを計画し、それに伴って100台前後の「MQ-25A ステイングレイ」を購入すると予定だということです。
From POPULAR MACHANICS
By Kyle Mizokami
Sep 5, 2018
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Lumiere Cooper, Kaz OGAWA