イーロン・マスクはこのプロジェクトのおいて、なんと2022年に最初のフライトを行いたいと語っているようだ。

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 あらゆることに興味を示すイーロン・マスク

 イーロン・マスクの頭の中には、たくさんの破天荒なアイデアがひしめいている。そのなかでも最も野心的なアイデアのひとつが、近い将来実現する可能性が出てきたようだ。 

 マスクは過去10年にわたって、Space Xがもつ宇宙輸送サービスにより人類を火星に送り込もうとしてきた。しかし、彼が先ごろオーストラリア・アデレードで開催された国際宇宙航行会議のなかで発表したアイデアは、これまでよりも少しだけ地球に近いものだった。 

 マスクによると、Space Xが今後開発する「BFR」というロケットは、7年以内に人類を火星に送り込むことに加えて、大西洋をわずか29分で横断できるものになるという。 

 また「BFR」について、直径が約9メートルで150メトリックトン(約150メガグラム)の重さの荷物を運び、40室のキャビンに100名前後の人間を搭乗して飛行することが可能になるとのこと。 

 そのことに続けて、「BFR」の最初の飛行を2022年に実施したい考えを口にした。「これは文字の書き間違いではない。これは半ば願望を含んだものだ」と。 

 このニュースは、火星上に人類が住める環境を建設したいとするマスクの発言に続くもの。この計画が実現したあかつきには、人類は初めて「複数の惑星間を行き来する種」になるとされている。 

 2017年8月23日(米国時間)の未明に、マスクはSpaceXの乗組員が着用する宇宙服を撮影した最初の画像を、Instagramに載せていた。はたして、「BFR」の乗組員もこのような宇宙服のデザインになるのか、気になるところである。 
 

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⇒イーロン・マスクが今年8月に公開したクール過ぎる宇宙服の記事はこちら


By Esquire Editor on September 29, 2017
Photos by Esquire UK
ESQUIRE UK 原文(English)

TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。


編集者:山野井 俊