新サービス「グーグル・フライト」で、正規航空運賃を比べられるようになりました。

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 Google Flights (グーグル・フライト)

 安い飛行機のチケットを見つけようとすると、ウンザリするような思いをしなくてはなりません。20社もの航空会社のウェブサイトにアクセスし、無数にあるオプションから希望するものを選ばなくてはなりませんが、それを済ました後でさえ自分が額に汗して稼いだお金をまったくの運とタイミングに賭けている感じがしてしまいます。そんな苦痛や不安を軽減することに役立つ、新しいツールがグーグルからリリースされました。このツールを使えば、Google Flights(グーグル・フライト)上で複数の航空運賃を正確に比較することが可能になります。 

 この新しい機能は「ベーシック・エコノミー("basic economy")」クラスのチケットにまつわる、ややこしい価格設定の問題を解決しようとするもの。ベーシック・エコノミーは、ノルウェー航空やユナイテッド航空などの航空各社が採用している新しい区分ですが、このクラスのチケットは一見安そうに思えるものの、機内に持ち込む手荷物やカウンターで預けた手荷物、それに座席指定などでそれぞれ追加の手数料が生じることから、結局さほど安い運賃ではなくなってしまいます。 

 Google Flightsの新しい機能では、アメリカン、デルタ、ユナイテッドの各社のフライトを対象に、どの価格が「「ベーシック・エコノミー」にあたるのかがハイライト表示されます。また、各種の手数料を含めた場合に、料金がどれほど高くなるかも示されます。ユーザーが複数の航空会社の運賃を比較する際に、(価格の)透明性というアドバンテージをユーザーに与えることで、この機能は飛行機のチケット探しにつきまとうギャンブルを軽減します。 
 

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Photograph/ Courtesy of Google 

 Google Flightsにはそのほか、フライトの遅れを予測する機能も新たに追加されています。時には航空会社よりも先に予測の結果が出る場合もあるというこの機能は、歴史的なデータを使って航空便の遅れを予測し、遅れる確率が80%に達するとその便に搭乗予定のユーザーにアラートを送るというものです。この機能を使うことで、ユーザーは空港に着いて初めて5時間も出発が遅れることを知らされるといった目に遭わずに済むようになります。 

 そうしたことで、皆さんが大いに必要としている夏の休暇に向けて準備を始めようという気分になった際には、アルゴリズムに旅行プランナーの役目を任せてみましょう。


By Sarah Rense on February 2, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)

TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。


編集者:山野井 俊