鳴り物入りで導入されたハンバーガー調理ロボット「フリッピー」は、どうやらプレッシャーに負けたようです。
ハンバーガー調理ロボット「フリッピー」
自動化の脅威はますます現実味を増しており、戦々恐々としている人も多いことでしょう。
ですが、そんな人もハンバーガー調理ロボット「Flippy(フリッピ―)」の話には、少し気の毒な気持ちになるかもしれません。というのも、このロボットは稼働からたった1日で使用停止となってしまったのですから…。
「シカゴ・トリビューン」紙によれば、カリフォルニア州パサデナにあるカリバーガーで運用が始まった「フリッピー」は、動作スピードが遅すぎたために1日で使われなくなってしまったのだそうです。ロボットが調理するハンバーガーを食べに来たお客さんたちの需要に、応えることができなかったというわけです。
「フリッピー」は人間のシェフと協力して働くよう設計されており、バーガーのパティの状態をモニタリングしたり、ひっくり返すといった作業を行います。
以下、「シカゴ・トリビューン」紙より:
「このロボットは厳密には、キッチンフロア固定型の産業用6軸特殊ロボットアームとも言えるもので、国際的なバーガーチェーン店でランチタイムのシフトを担当することになっていました。このロボットは、デジタル発券システムで注文を受け取り、バーガーのパティをひっくり返し、焼き上がったら鉄板から運び出すというものでした。熱センサーやカメラなどのコンピュータービジョンが搭載され、生肉が鉄板の上に置かれてから焼き上がるまでの調理プロセスをモニタリングできます」
とはいえ、カリバーガーは「フリッピー」が改良されて戻ってくることを約束しています。ですが、もしかしたら、より早くて効率的な最新のマシンに交換されるかもしれませんね。そして5年も経つころには、「ニューヨーク・タイムズ」紙が「フリッピー」を懐かしむ記事でも書いているかもしれません。
それでは動画で、ハンバーガー調理ロボット
「フリッピー」の動作を確認してみてください!
By Gabrielle Bruney on March 11, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。