今からもう火星へ行けるロケットの誕生が待ちきれません!
What the First Launch of NASA's
Mammoth SLS Might Look Like
「NASAが現在開発中の、スペース・ローンチ・システム(以下、SLS)。これはいままでにない能力を備えており、火星を含む、地球からはるか遠い複数の宇宙空間などを目的地とし、宇宙飛行士と装置を輸送する大型打ち上げロケットです」と、先日NASAは自信とともに、今後のSLSのヴィジョンについて大胆な言葉で語ってくれました。
この目標に対して抱く我々の思いをあおるかのように、NASAは「少なくとも残り2年以上は飛行することが難しい」とされているこのSLSに関してのイメージを発表しました。それは離陸する様子をイメージしやすくするためのプロモーションアニメです。それを公開するとすぐに、世界から大注目を集めたのでした(もちろん宇宙ファンを中心に)!
それでは、まずはその動画をご覧ください。
地上から直立した状態のSLS「Block 1」は、高さ322フィート(およそ98m)。自由の女神よりも高く、すべての燃料の重さは575万ポンド(およそ260万kg)…。
「サターン5型ロケット」より15パーセントも巨大な推力(エンジンにより発生する前方方向の力ベクトル)をもっています。離陸時に発生する推力は880万ポンド(約4000トン)もあり、比較対照できるものがないと言われています…。
いつかの日か、いいえ…近い将来、地上から飛び立つためにNASAはいくつかの厳しい噴射テストを実施しましたが、SLSプロジェクトはかなりの遅延に苦しんでおり、初の打ち上げ日は当初の目標であった、2016年から3年後の2019年に設定されています。
将来飛行する際は、「オリオン(アメリカ航空宇宙局がスペースシャトルの代替として開発中の有人ミッション用の宇宙船)」の4人の宇宙飛行士が、火星や宇宙の奥深い空間への飛行を含む任務を遂行する予定です。しかし、最初の打ち上げは無人機の予定であることは、先に述べておきましょう。
このSLSのシステムが完成したあかつきには、我々が想像を絶するほどの価値があると言えるでしょう! プロジェクトが順調に進めば、10年後には現実になる見込みだそうです!
By David Grossman Nov 8, 2017
POPULARMECHANICS(原文:English)
Photograph / NASA's Marshall Center
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Kazu OGAWA, Hikaru SATO