テック業界の巨人、マイクロソフトはモバイルゲームのための周辺機器開発に取り組んでいるようです。
 
 2018年10月、ニンテンドースイッチの販売台数がゲームキューブの販売台数を抜きました。  
 
 これは据え置きゲームと携帯ゲームのハイブリッドシステムである同端末にとって、重大な出来事です。とはいっても、パープルの本体でお馴染みのゲームキューブが発売されたのが2001年にさかのぼるためではなく、任天堂がWii Uの失敗後にもはや過去のメーカーとみなされていたためです。 
 
 ニンテンドースイッチの短期間での成功と好評を受けるモバイルゲームの急増は、ゲームコンソール市場が処理能力よりも携帯性を重視する方向に向かっていることを示唆しています。そして、最新のプロジェクトから察するところ、マイクロソフトはそんな変化の先頭に立とうとしているようです。 
 
 マイクロソフトのスマートフォン・タブレット向けコントローラープロジェクトでは、スマートフォンやタブレットに取りつけ可能となるコントローラーの開発を進めています。このコントローラーを使えば、ユーザーが自らの日常的ガジェットを本格的なゲーム機に変えることができるというわけです。
 
 マイクロソフトでは、3Dプリントを使って実際のデバイスの試作模型さえ作っていました。

研究論文からプロトタイプデザインを確認

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Photograph / Windows Central 
 
 モバイル端末のグラフィック性能や処理能力は、向上し続けています。ですので、任天堂やマイクロソフト、ソニーがますますモバイルプラットフォームに注力することになれば、従来のコンソール戦争が過去のものとなる可能性は十分あり得ます。 
 
 このコントローラーに関するマイクロソフトの研究論文には、「ソニーの『PlayStation Portable』や任天堂の『ニンテンドーDS』、『ニンテンドースイッチ』のようなモバイルゲーム機は、コントローラーによって様々な制約を打破するモバイルに特化したゲーミングプラットフォームです。『ニンテンドースイッチ』の成功は、物理コントローラーを持つモバイルゲーム機の価値を証明するものです」と記されています。 
 
 詳細については、研究論文(英文)にてご確認ください。


From ESQUIRE UK 原文(English)
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。