2018.05.11

編集部注目の飛行機

伝説の航空機ファイル ― 男心がザワつくカッコよさ

飛行機の歴史を紐解けば、1903年12月17日にアメリカのライト兄弟によって成し遂げられた偉業を思い起こす方も多いことでしょう(この偉業の約50年前に、イギリスの奇才ジョージ・ケイリー卿が有人飛行に成功しているという記録もありますが…)。この兄弟はこの日、12馬力のエンジンを備えた飛行機「ライトフライヤー号」によって、人類初の有人飛行を合計4回成功させています。…これを航空宇宙産業の初めの1歩とするなら…、この世界はここ1世紀余りで実に急速かつ膨大な進化を遂げたと言っていいでしょう。 

 では、人が「鳥のように飛びたい」と思うようになったのは、いつごろだったでしょう。
 
 「むかしギリシャのイカロスは ろうでかためた鳥の羽…」と歌われているように、ギリシア神話の時代からその願望の存在は記録されています。ですが、この願望は誰もが幼いときに鳥を見て、「鳥のように飛びたいなぁ」と思ったように、ある種、本能に近い存在だったようなにも思えるのです。
   
 一方、宇宙飛行に関してはいかがでしょう。これも人が星や月を認識したとき以来の願いでは…。天動説・地動説などの論争が行われるかなり以前、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編さんされた一連の宗教文書『ヴェーダ』に宇宙生成論があったり…、紀元前4世紀ごろには数学学者・天文学者であるエウドクソスによって、地球を27の層からなる天球が囲んでいるとする天動説も唱えられてもいます。

 
 では、カレンダーを現在に戻しましょう。 
 
 いまや飛行機は個人オーナーもいるほど。宇宙開発事業に関しては、国から民間企業へと移行している真っ只中です。この飛行機の定義に「ドローン」も加えるとするなら、ここ10年以内にそれが当り前になることでしょう(ちょっとオーバーかもしれません。法整備のほうも大変なので…)。

 
 そこで飛行機に的を絞って、本題に移りましょう。そんな急速な発展のなかに…、いいえ、「急速な発展のなかだからこそ」のことではないでしょうか。その時々に、一風変わったカタチの飛行機がいくつも開発されてきたのでした。それは現在も変わらず…。
 
 航空機を作るモチベーションの本質が経済的な理由であれ、機能的な目的のためであれ、栄光の追求であれ…人類はこれまで、多くのクリエイティビティ溢れる航空機を製造してきました。そこでここに、世界で最も野心的(?)な航空機をまとめてみました。普段見慣れないフォルムに、おそらくショックを受ける人も少なくないでしょう。しかし、これらを「傑作だ!」と思う人も多いはず。そんな向上心をくすぐる、ヘンテコな飛行機をご覧ください。
 
    
《世界の一風変わった航空機はこちらから!》

Photograph / Getty Images
Text / Mirei Uchihori
編集者 / 小川和繁

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