サットン氏は「ポセイドン」の搭載する核弾頭について、「わずか2メガトン」に見積もりを修正しました。ですが、この「わずかな」搭載量でも大都市圏は破壊され、放射能で汚染された津波を引き起こすには十分な威力なのです。
またロシアは、「この魚雷は敵艦隊の撃破にも利用できる」とアピールしています。搭載される核弾頭は米国の空母戦闘群を破壊するには間違いなく十分な規模ですが、このロシア兵器が移動する敵艦隊の位置をどのように特定するかについては、はっきりしていません。
さらにサットン氏によれば、この兵器の開発が開始されたのは、ロシア海軍が特殊な潜水艦「サロフ」を受け取った2008年にまで遡るそうです。この潜水艦は「ポセイドン」の実験にも利用され、最終的には運搬にも携わる予定です。