◇手荷物引取所での隠れワザを紹介

次のような経験は、誰もが一度はしたことがあるはずです。今回、ライターのショーン・アーリーさんが自身の経験、そして彼が発見したアドバイスをもとに、手荷物引取所での裏ワザをご紹介しましょう。

ショーン・アーリーさんの解説

先日、私はロンドンのヒースロー空港の手荷物引取所で、自分の荷物がターンテーブルから出てくるのを待っていました。長旅で疲れ果て、空腹で意識が朦朧(もうろう)としていました。

そんな状況でターンテーブルのカーテンの隙間から、「自分のスーツケースが見えた」と思ったときの喜びは、その後、すぐに絶望感へと変わったのです。スーツケースの取っ手の部分から、私には馴染みのない“ティンカーベルのネームタグ”が飛び出しているではありませんか。

しかし、この話を聞けば、もうそんな目に遭うことなど恐れるに足りません。

米国の荷物取扱業者であるトーマス・ロー・シウトさんが、質問サイト「Quora」に書き込んだアドバイスをチェックしておけば、確実に自分の荷物が一番先に出てくるようにできるからです。

「いちばん良い手段は、出発地の空港で搭乗する前に、最後のほうに荷物を預けることです。バッグなどの荷物は常に前から後ろへと積み込まれるので、最後に預けられた荷物は最後のカートに乗せられます。つまり、飛行機にいちばん最後に積み込まれた荷物は、目的地の空港ではいちばん最初に降ろされることになる」と、シウトさんは明かしています。

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このゾーンで待ち続けていても、荷物がなかなか出てこなかった経験はありませんか?

「これを知っていれば間違いない」というアドバイスは?

「覚えておくといいのは、チェックイン・カウンターや搭乗ゲートにいる係員に丁寧に接するということ。丁寧に接すれば接するほど、こちらの望むものが手に入ることが多くなる」と、シウトさんは書き込んでいます。

さらに、もうひとつTIPSがあります。

搭乗前に荷物を預ける際に、係員に「われもの」と書かれたステッカーを貼ってもらえるかどうかを尋ねてみましょう。「われもの」のステッカーが貼られたトランクなどは、機体に積み込まれるのが最後に回され、また、他のものより丁寧に扱われることがよくあります。

これはTIPSというより小細工といえるかもしれませんね。しかし、多くの人が先を急ぐ空港という状況を考えれば、そんな手でも使ってみる価値があるかと思います。

出張先での会議や商談の時間が空港到着予定時間に迫っているときに使える、とても有効な方法であると言えることでしょう。皆さんもぜひ実践してみてくださいね。

Source / ESQUIRE UK
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。