本離れが進む今だからこそ泊まりたい「箱根本箱」、2018年8月1日開業。
箱根本箱
国内外の良書をたっぷり集めたブックホテル「箱根本箱」が、3年の準備期間を経て8月1日(水)にオープンしました。
「本」と「箱根」をかけ合わせた「本箱」というネーミングが愛らしいこのホテルは、日本出版販売が箱根の強羅温泉に所有していた保養所「あしかり」を全面リノベーションしたもの。多彩なジャンルにわたる新刊、古書、洋書あわせて約1万冊が揃い、館内の本はすべて購入できるという日本初コンセプトのホテルなのです。
気になる客室は、6タイプ18室。全室に温泉露天風呂を備えているのも嬉しいが、そのうち半数以上からは大文字焼で知られる明星ヶ岳や金時山などの、箱根外輪山が望めるので心から癒しを与えてくれるでしょう。
内湯と露天風呂を備えた男女別大浴場もあり。強羅温泉の源泉から引いた無色透明の美肌の湯と、大桶谷温泉から引いた白濁した硫黄泉、2タイプの泉質を楽しんで。
そして特に注目したいのは、スペシャル企画「あの人の本箱」!
中谷美紀や山田孝之、横尾忠則、東信、西加奈子、上原ひろみ、蜷川実花、野村友里に土井善晴……といった、各界の第一線で活躍中の“本を愛する”総勢37名の著名人が参加しての、「わたしの選書」によるオリジナル本箱を作成。それが客室をはじめとする、館内のさまざまな場所に設置されれています。
どの本箱がどこに置かれるかは、来館してからのお楽しみとなっており、宿泊以外の利用も可能なので気になる方はぜひ訪れてください。
そしてあと気になるのは、レストランでしょう。それも安心してください。いえいえ、ご期待ください! 「オーガニック&クレンジング」をテーマにした、自然派イタリアンが堪能できるのです。そして、ヴィーガン&ベジタリアンにも対応可となっています。
またさらに、施設内にはブックストアやラウンジ、レストラン&カフェ、レザー小物やアクセサリーを扱うショップ、シアタールームなどもあり、宿泊客はもちろん、宿泊以外の利用でも充分に楽しむことができるのもポイントです。
本のディレクションは「Yours Book Store」が、また、施設のプロデュース&ディレクションは新潟の大人気宿「里山十帖」を手がける会社「自遊人」が担当するとあって、ハイクオリティなフードやサービスが期待できます。
本屋でも図書館でも旅館でもない、この素敵な宿。夏休みを逃しても、読書に秋こそふさわしい宿です。早速利用してみてはいかがですが、活字好きにはたまりませんよ。
箱根本箱
住所/神奈川県⾜柄下郡箱根町強羅1320-491
オープン/2018年8月1日
料金/1泊2食 ¥18,321~(2名利用時の1名料金)
http://hakonehonbako.com/