バケーションで訪れたい地によって、きっと皆さんのコーディネートも変化することでしょう。今回は、人気都市で身軽に過ごせるスタイリングについてご紹介いたします。
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The Ritz-Carlton
「オーバーブッキングです、お荷物はお預かりできません」、「ロストバゲージです」、「申し訳ありませんが、お客さまのお荷物には不審な点があったため、制御爆破処理を行いました」といった預け荷物のトラブルに関する言葉は、空港では絶対に聞きたくないものでしょう。
とはいえ、預け荷物が心配だからといって、持っていきたい服をすべて重ね着して搭乗し、機内で熱中症になるようなリスクを冒す必要はありません。何を持っていくかをしっかりと計画すれば、必要なアイテムをすべて機内持ち込み手荷物に収め、現地でも洗練されたスタイルを演出することはできますから…。
今回、バケーションで訪れたい5つの旅先と各地でのコーディネートに取り入れたい、機内持ち込み手荷物に収められるオススメのファッションアイテムの数々をご紹介しましょう。
ベルリン(ドイツ)
The Ritz-Carlton / Pexels
他にはない24時間営業のクラブの数々を擁する、いま最もクールな街がベルリンです。
ダンスミュージックの聖地とも言える、これらの電気仕掛けの礼拝堂で眠るのも一興。ですが、スーツケースと品位を失いたくない人には、さらには自分へのご褒美として5つ星ホテル、「ザ・リッツ・カールトン ベルリン」への滞在を考えてみてはどうでしょうか。新たにリノベーションされたスイートルームや世界的に有名なレストラン、一風変わったカクテルバーまで魅力たっぷりとなっています。
ベルリンに行くからといって、滞在中、ずっとパーティーすることはできません(くれぐれも挑戦しないように)。このホテルの近くには、ダリ美術館や自然史博物館、国会議事堂や欧州最大の百貨店のカーデーヴェーなどショッピングや観光の人気スポットも目白押しです。
オススメの服装
ベルリンでどんな服装にするかは、真剣に考える必要があるでしょう。
というのも、観光客のように見えれば、本当にクールなスポットには出入りできないことでしょうから。 極めて厳しいドアポリシーをもつ、超有名クラブのベルグハインのような場所に入りたければ、全力を尽くしてわざとらしさのないミニマルスタイルを心がけるべきです。
オススメは全身黒のコーディネート。これなら洗練されていますし、タイムレスでトレンドを追随しているようにも見えません。ですが、何より重要なのは、これが非常にベルリンらしいコーディネートだということです。こういったスタイルならドイツ風のアクセントで現地人ぶらなくとも、ドアの向こうに通してもらうことができるのではないでしょうか。
黒の素晴らしさはどんなアイテムにもマッチし、スマートにもカジュアルにも見えることでしょう。例えば仕立ての良くスマートな伸縮ウエストバンド入りジョガーパンツは、今世紀最高のスタイルハックアイテムに違いありません。どんなアイテムに合わせても、新鮮な装いを演出できますから。また、黒には汗染みが目立つことがないというメリットもあります。税関を通るときにも「脇汗が見えないように」と脇をしめる必要はないのです。
Photograph / Esquire
アイテム
ーサイドストライプ スマートジョガー、 40ポンド(トップマン)
ーポロシャツ、 90ポンド(ステューシー)
ーウエストポーチ、 425ポンド(サンローラン)
ー1461 ギリーブーツ、 130ポンド(ドクターマーチン)
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ドバイ(アラブ首長国連邦)
The Ritz-Carlton / Shutterstock
ドバイはこの首長国連邦に、まるでアトランティス大陸が突然出現したかのように非現実的な都市となっています。
この別世界のような雰囲気は、広大な砂漠を走るサンドバギー体験、記録破りのウォーターパーク、世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の展望台まで、現地の強烈なアトラクションの数々にも反映されています。
そんなアトラクションで疲れはてた後に、どこかリラックスできる場所で休みたいという人には、「ザ・リッツ・カールトン ドバイ」のオーシャンビュールームに勝るチョイスはないでしょう。このホテルは、ドバイの人気商業地「ザ・ウォーク ・アット・JBR」側という絶好のロケーションに位置し、プライベートビーチや専用のガーデンを備えています。
オススメの服装
ドバイはラグジュアリーを体現する都市です。
ですから、ファッションはもちろん洗練されたものでなければなりません。ですが、同時に現地の気候を考慮する必要もあります。もしあなたが、「モヘアの3ピーススーツでも着ていこうか」と思っているのなら、中東の暑さで常に汗だくになってしまうことでしょう。
スマートな見た目を保ちつつ、昼から夜までフレッシュな状態を保つには、シルクの混ざったリネンスーツがオススメです。暑い気候の地では、通気性の良さが効果を発揮するので、コットンやポリエステルに代わって活躍してくれるでしょう。暑い気候の地では、通気性のよさが効果を発揮します。このことは、シャツ選びにも同じことが言えます。首に汗をかきすぎないよう襟があるものは避け、素材はリネンにしたほうがいいでしょう。
トランジットでスーツにシワがつくのが心配な人は、次のテクニックをお試しあれ。スーツをバスルームの中に吊るし、熱々のシャワーを数分出してバスルーム内を蒸気で満たせば、蒸気によりシワが伸びるのです。
Photograph / Esquire
アイテム
ースーツ、 450ポンド(レイス)
ースエードローファー、 185ポンド(レイス)
ー鞄、 330ポンド(ブルードゥシャフ)
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ニューオーリンズ(米国)
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ニューオーリンズに訪れてすべきことと言えば、バーボンを飲んでジャズを聞くことでしょう。
どちらも特に好きではないという人でも、この2つだけは外せません。そんなニューオーリンズの醍醐味を体験するのに最高な場所が、「ザ・リッツ・カールトン ニューオーリンズ」内にある「ダベンポート ラウンジ」です。
フレンチ・クオーターの「1908 ビューアーツ・メゾン・ブランシェ」ビルに入るこのホテルは、この街でも最高の少量生産ウィスキーを取り扱っており、人気トランペット奏者のジェレミー・ダベンポートが素晴らしいライブ演奏を聴かせてくれます。
お酒のアテには、とびきり美味しい自家製ベニエのバニラソース添えがオススメです。
オススメの服装
この退廃的な街には、毎晩の夜遊びにふさわしい退廃的なスタイルが必要となります。もちろん、どの程度ハードに遊びたいのかにもよりますが...。
タイムトラベル中の旅行者のように見られたくはないとしても、この街の黄金時代の要素を取り入れないわけにはいかないでしょう。コーデュロイのようなレトロな生地を使った、印象的なオリーブグリーンのパンツはいかがでしょう。これならTPOに応じて、Tシャツにも襟付きシャツにも合わせることが可能です。夜のお出かけには、バーガンディのタッセルローファー、洒落たグレイのTシャツ、カラフルなネッカチーフをコーディネートしましょう。
Photograph / Esquire
アイテム
ーバーガンディローファー、 125ポンド(ドクターマーチン)
ーコーデュロイパンツ、 390ポンド(サンローラン)
ーペイズリーバンダナ、 20ポンド (リーバイス)
ーTシャツ、 22ポンド(セレクテッド オム)
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マカオ(マカオ)
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マカオの別名「中国のラスベガス」と聞くと、間違いなく素晴らしい街ではないかと思えてしまいます。なにせ本物のラスベガスには、「悪徳の街」というイメージがついていますから。
そんなマカオの中で、絶対に訪れるべきカジノを1つ選ぶとすれば、世界最大級のカジノリゾート「ベネチアンリゾート」で決まりでしょう。6000台のスロットマシンと800台のゲームテーブル、素晴らしいショッピングモールを擁するこのカジノは、およそ97万平方メートルもの敷地面積を誇り、実際のゴンドラが施設内を巡ります。
オススメの服装
アジアの華やかな街のほとんどのカジノでは、ドレスコードはかなり緩めになっています。
このため、フォーマルとカジュアルが完璧に調和するようなコーディネートはいいでしょうか。これならビーチの側でのリラックスしたブランチから寺院めぐり、「ライ・ヒーン」のようなミシュラン星付きレストラン(「ザ・リッツ・カールトン マカオ」に入る正統派広東料理店)でのディナーまで、様々なシチュエーションに対応できます。
半袖の開襟シャツなら、スーツジャケットの下に着てもきちんと感はキープできます。さらにボタンをいくつか外せば、暑い日中もより涼しく過ごせるでしょう。ボトムスには、容易にロールアップできるピンストライプのリネンパンツを合わせ、トーンは同じながらもいい意味でミスマッチなブレザーをコーディネートしてみてはいかがですか。
Photograph / Esquire
アイテム
ーリネンパンツ、 260ポンド(エディション・エム・アール)
ーシャツ、 130ポンド(ニックベン)
ータン スエードブローグ、 45ポンド(トップマン)
ーリネンブレザー、 125ポンド(ジグソウ)
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トロント(カナダ)
The Ritz-Carlton / Shutterstock
フライドポテトとチーズカード、グレイビーソースを郷土料理としてサーブしてくれる街は、それだけでも訪れるのに十分な理由があります。
そんなトロントでの宿泊先は、クラランスのワールドクラスのスパでのおもてなしも味わえる「ザ・リッツ・カールトン トロント」で間違いないでしょう。ここのスパは、スポーツマニキュアやピュリファイング・フェイシャル、全身マッサージなどのメンズトリートメントを専門にしており、施術後の冷えたビールはまた格別です。年齢を重ねても「着古したレザージャケットのようには見えたくない」という男性にとって、必須の体験となることでしょう。
オススメの服装
トロントは天候が変わりやすいので、雨と晴れの両方に対応できるアイテムが必要でしょう。
そんな天候にぴったりなのが、カーキの防水コーチジャケットです。軽量でコンパクトなこのジャケットは、晴れのときに着ても違和感がなく、雨が降ったときには水を弾いてくれます。このジャケットに丈夫な黒のセルヴィッジジーンズと、履き心地のいい白のスニーカーを合わせ街歩きを楽しみましょう。
Photograph / Esquire
アイテム
ーコーチジャケット、 75ポンド(レインズ)
ーセルヴィッジジーンズ、 50ポンド(アーケット)
ーレザースニーカー、68ポンド(トップマン)
ーポロシャツ、 22ポンド(セレクテッド オム)
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さらに素晴らしい旅行体験を求めたい方は、Marriott Momentsをご覧ください。同サイトでは、スポーツイベントからアドベンチャーツアーまで、新たな世界の発見に役立つ数々の体験型旅行を提供しています。
By Jamie Carson on August 20, 2018
Photos by Courtsey of The Ritz-Carlton and Shutterstock
ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊