ニューヨーカーである記者が厳選した、見ておくべき&行っておくべきスポットをご紹介します。
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ニューヨーク・シティは、あなたが思っているよりもそう大きくはありません。実際の大きさは、「山手線一周分ほどの大きさだ」と言われているくらいなのです。
ですが、数え切れないほどのアパレルショップ、レストラン、美術館、クラブなどが所狭しとひしめきあっているので、周りきることなんてできない…と感じてしまうのでしょう…。
ならば「どこを見るべきか? どこへ行くべきか?」を、しっかりと下調べしたうえで臨めば間違いなしです。事前のタスクを作っておけば、遠回りもせずに充実した観光をすることができるわけです。
そんなわけで、ニューヨークの数ある名スポットの中でもとっておきの15選をご紹介します。もし、すでに行ったことがある場所だったとしても、「毎日違う顔をみせるニューヨーク」です。飽きることはないでしょう。
セントラルパーク
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セントラルパークは、250カ所の芝生と136の森林、約2万6000本の樹木、そして約9000個のベンチ、さらに58通りの歩道、36の橋とアーチ、21カ所の遊び場、7つの湖からなる、南北約4km×東西約0.8km=約3.41 km²広さがある公演です。周囲の摩天楼で働き暮らすニューヨーカーたちの、まさにオアシスなのです。そして、積極的に自然保護を行っています。
年間で訪れる人はおよそ4200万人にものぼります。夏は刺すように暑く、冬は氷点下になるほど気温差の激しいニューヨークですが、季節を問わずこの公園には人が集まるのです。
一番の見ごろは紅葉シーズン。至る所で様々な色合いの木々がひしめきあい、歩くだけで映画の主人公になった気分になれますよ。
ホイットニーミュージアム
The Whitney
アッパー・イースト・サイドからミート・パッキング地区に移り、レンゾ・ピアノが設計した新しい建物になったのは2015年のこと。
ハイラインの南端にあるモダンな造りのガラスパネルに包まれ、現代美術や印象的な2万1000ピースのコレクションを見ることができます。
毎週金曜日の19時以降はドネーション(募金)料金なので、自分の好きな価格で入場することができます。
スリープ・ノー・モア
Sleep No More
ニューヨークで舞台を見るなら、おそらくあなたが最初想像するのはブロードウェイでしょう。
ですが「スリープ・ノー・モア」では、ちょっと変わった新しいスタイルの舞台を”体験”することができるのです。
舞台は、チェルシーにある5階建てのThe McKittrick Hotel(マッキトリック・ホテル)。
参加者は全員、部屋の中を歩く際マスクの着用が義務付けられています。そこでは役者が様々な場所でまったく別のシーンを演じており、観客は彼らのやり取りをすぐ隣で見ることができます。さらに面白いことに、舞台(ホテル)に設置されているアイテムはすべて触ってもかまわないのです。まるでストーリーの中にいるように…。
運が良ければ、このストーリーに参加することもあるかもしれません。
途中であなたの友達や恋人、家族を見失ってしまっても心配しないでください。
パフォーマンスは1人で体験するように設定されており、終わったあとには必ず合流できるようになっていますので…。終わったあとはHotel Americano(ホテル・アメリカ―ノ)、またはGallow Green(ガロウ・グリーン)でドリンクをお楽しみください。
The Top of the Standard
The Standard
チェルシーのハイラインのそばにある、スタンダード・ホテルのペントハウスにある「The Top of the Standard(トップ・オブ・ザ・スタンダード)」は、とてもシックでニューヨークのナイトライフシーンの中でも屈指の素晴らしい空間です。
インテリアにもこだわりが強く、中でもこのバーカウンターは見物です。
Cafe Cluny
Cafe Cluny
ウエスト・ビレッジにあるこのブランチにぴったりなスポットは、フランスとアメリカを融合したというお洒落な空間です。
朝はパリにいるような雰囲気を楽しめ、ブリオッシュ・フレンチ・トーストは週末の朝早く起きてでも食べに行く価値があります。ディナーメニューは、試しに何か気になるものを注文してみてください。
決してあなたを失望させることはないでしょう。
バーニーズ・ニューヨーク
Barneys New York
アッパー・イースト・サイドの店舗に加えて、2016年ににオープンしたチェルシーの店舗は一流揃いです。
内装はさらに現代的に洗練されており、服やアクセサリーがまさに熱弁を奮っているかのように、われわれのハートに訴えてきるでしょう。売場の中心部には巨大な白い渦巻きの階段があり、インスタ映えしそうです。
買い物のあとに疲れた体を休めるなら、バーニーズ内にある有名なレストランFred'sでコーヒーや特製サラダなどでひと息つくのがおすすめです。
グラマシー・パークホテル
Gramercy Park Hotel
ニューヨークシティで最も高級な地区にあるホテルで、グラマシ―・パークホテルは期待を裏切ることなく贅沢で豪華な宿泊施設です。
色とテクスチャーでボヘミアンな雰囲気をだし、バロック様式と組み合わせて、全体的にシックなデザインで魅力的な雰囲気を醸し出しています。さらに、規模は時期によって変動しますが、バスキア、アンディ・ウォーホルなどの現代美術作品を絶え間なく飾り、まるで美術館のよう…。
エレガントなあしらいのローズバーでは、カクテルを飲みながら数時間でも過ごすこともできますが、すぐそばにある最高級イタリア料理レストランMaialinoで食事するのもおすすめです。
The Apartment by The Line
The Line
オンラインショップ「The Line」。このシックなコンセプト・ストアはアパートの一室にあり、まるで誰かの家のようです。
リビングルームのラグや家具からバスルームの棚まで、すべて販売用です。そのまま住みたいと思う、理想のニューヨークスタイルの家なのです。
その場で購入はできませんが実際に目で見て触ることができ、オンラインで購入が可能となっているのです。
ワールド・トレード・センター駅 (パストレイン)
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世界貿易センター(World Trade Centre)にあるモニュメンタルなデザインの「Oculus」、ここは2016年にオープンした地下鉄へつながる商業施設。とても印象的です。
表へ出ると9.11の記念碑や、反り返って眺めるほど高いワールド・トレード・センタービルがあります。
プラザ・ショップ
The Plaza
舞踏場やホテル、上品なフードコートから少し離れたところに、絶対に見ておくべきユニークなブティックやショップが集まっています。
アートギャラリー「Asulin Galleries」でユニークなアンティーク品や、「Assouline Books」でシックなコーヒーテーブルブック、「Krigler」で香水などをぜひご覧ください。
この地で花束を贈りたい場合には、ニューヨーク・シティで最も古い家族経営の花屋「グラマシーフラワー」へ。必ず素敵なお花が手に入るでしょう。
ポロバー
Polo Bar
ラルフ・ローレンのレストラン3号店となる「The Polo Bar(ポロバー)」は、クラシックなアメリカを忠実に再現しています(これはラルフ・ローレン自身が描いた世界でもあり、最高傑作といえます)。
メニューには、シュリンプカクテル、コーンビーフサンドイッチ、ポロバーガーなどの人気メニューがあり、こちらのお店は5番街と55番通りにあるラルフ・ローレンのフラッグシップショップのすぐそば。買い物後の食事や休憩にもぴったりです。
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
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建築界で名を馳せているフランク・ロイド・ライトによって、こちらのグッゲンハイム美術館はデザインされました。
19世紀から現在に至るまでの世界規模を誇る芸術作品が展示されており、巨大な天井窓から日が差し、展示室やホールを含め館内全体を照らしています。
リンカーン・センター
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マンハッタンの西側に位置するリンカーンセンターには、メトロポリタンオペラ座とニューヨークシティバレエ劇場があります。
リンカーンセンターの素晴らしい劇場にドレスアップして訪れれば、忘れられない特別な体験ができること間違いなしです。
モルガン・ライブラリー
The Morgan Library & Museum
実業家であるJohn Morganの個人的なコレクションを、息子であるJ.P. Morganが市へ寄付。1924年に公共法人化されたことにより、一般公開されることとなったこのライブラリー。
主なコレクションは希少価値の高い本や写本、芸術、歴史的遺物であり、中でも見どころはモーツァルトの交響曲第35番や、ヘンリー・デーヴィッド・ソローの雑誌、3つ以上のグーテンベルクの聖書などです。
ここは本を愛する人にとっては、まさに天国のような場所。その美しさはまるで、「美女と野獣」の世界に登場する図書室のようです。
シティホール駅
From Harpers Bazaar(原文:English)
By Lauren Hubbard and Sarah Lindig
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Kazu Ogawa,Mirei Uchihori