オーストラリアのメルボルンやカナダのバンクーバーを抜いて、このたび第1位に輝きました。

世界で最も住みやすい都市に注目!

 英『エコノミスト』誌の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が、毎年恒例の「世界で最も住みやすい都市」ランキングを先日発表しました。

 世界の140都市を政治的&社会的安定度、健康医療制度、文化、観光、教育機関、インフラといった項目から総合的に評価し、順位づけをしているこのランキングで、今年の1位に見事輝いたのはオーストリアのウィーンだということが判明しました。 
        

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ウィーンのスカイライン。Photograph / Getty Images


 100点中99.1点をマークし、トップに輝いたウィーン。

 それに伴い、98.4点で過去7年連続で首位をキープしていたオーストラリアのメルボルンは2位にランクダウンした。次いで日本の大阪が3位にランクインし、そのあと4位にカナダ・カルガリー、5位にオーストラリア・シドニーと続いています。反対に、「世界で最も住みにくい都市」ランキングでは、シリアの首都ダマスカス、バングラデシュの首都ダッカ、ナイジェリアのラゴスがTOP10入り。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
ウィーン旅行ガイド | エクスペディア
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 EIUのランキングでウィーンが1位を獲得したのは、今回が初となります。

 ですが、コンサルティング会社マーサーが毎年発表する「世界生活環境調査(Quality of Living Survey)」では、在住者に対する高い安全性、充実した公共交通網、さまざまな文化娯楽施設が評価され、9年連続でランキングトップを保っているそうなので、今後もこの街は注目です。
        

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壮麗なシェーンブルン宮殿。Photograph / Getty Images 

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ウィーンはカフェ文化でも知られている。Photograph / Getty Images

 
 ウィーンの文化的名所といえば、オーストリアの画家で建築家のフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーが建設した集合住宅フンデルトヴァッサー・ハウスや、バロック建築のベルヴェデーレ宮殿、ゴシック様式のシュテファン大聖堂、世界屈指のオペラ劇場であるウィーン国立歌劇場などが有名。他にも、世界遺産に登録されたシェーンブルン宮殿の広大な庭園でピクニックや、ドナウ川でクルージング、リングシュトラーセ(リング通り)でショッピングも楽しめます。

 また、食文化も豊かで、コーヒーハウスでザッハトルテ、市内でワインを生産するぶどう園で伝統料理を味わうこともできるので、今後の旅行先として最有力候補にしてはいかがですか?

 
 それでは最後に、EIUが発表した2018年版「世界で最も住みやすい都市」ランキングのTOP10をご覧ください。東京は7位にランクインしています。

1位 ウィーン(オーストリア)
2位 メルボルン(オーストラリア)
3位 大阪(日本)
4位 カルガリー(カナダ)
5位 シドニー(オーストラリア)
6位 バンクーバー(カナダ)
7位 東京(日本)
8位 トロント(カナダ)
9位 コペンハーゲン(デンマーク)
10位 アデレード(オーストラリア)











From Country Living
Photograph / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara