天罰は警告なしに襲ってくるのです…。ときに、それは文字通りに顔をピシャリと叩いてくるかもしれません。
Courtesy of @taiyomasuda(via Instagram)
Seal Whips Oblivious Kayaker With Octopus And Promptly Swims Away
ニュージーランド南島…ホエール・ウォッチングやオットセイとのシュノーケリング、そしてカヤックなどが体験できることもあり、観光地としても有名なカイコウラ近郊をご存じでしょうか?
ここでは、そこでカヤックを体験していたある日本人男性が撮影した動画をご紹介しましょう。
その動画の内容とは…空腹のオットセイが海中でタコと戦い、捕らえようとしていましたところです。しかしながらそのオットセイは、急遽、いわゆるビジネスで言うKPI(key performance indicator=重要目標達成指標)を変更したのです。タコを海の深いところへ連れて行く予定を変更し、そのタコをツールに人間を撃退しようとしたのです!! この急展開はなぜ起こったのでしょうか…!? 見事そのタコは、棍棒 (こんぼう)として使われることになったのです。
上の動画で、オットセイが口に咥えたタコによって、シーカヤッカーの顔に向けて見事にヒットしているところが確認できましたか!? この動画で主役であったのはカイル・ミリンダーさん。それがいきなり名脇役となったのです。それは突然、天才的タレントであるオットセイが出現し、すかさず主役の座を奪っていったからです。もはや売れっ子お笑い芸人以上の絶妙のタイミングでミリンダーさんの顔に対して、「このタコが!」的なツッコミを入れているのです。われわれは自然界で、ボケからツッコミへと主役が変わる瞬間を見ることができたのです。
「ニューヨークタイムス」紙はミリンダーさんにインタビューをした際、彼はこの偶然の事件を「気持ち悪い瞬間でした」と答えています。
タコといえば日本では馴染みのある食材。ですが一般的に欧米では、その不気味な姿が「悪魔」と言われ、忌み嫌われています。ミリンダーさんにとっては、色々な意味で「気持ち悪い」以上に恐怖体験だったのかもしれませんね。
今回、この決定的瞬間の動画を撮影したのは、シドニー在住の増田太陽さん。彼が自身のインスタグラムに投稿し、この動画が瞬く間に世界中へと拡がりました。
増田さんもミリンダーさんも、「GoPro」360 度を4Kで撮影できるアクションカメラのブランド大使としてカヤックをしていました。そこで新機種「GoPro HERO 7」を使用して、良い素材を撮影しようとしていたところだったのです。まさに、決定的瞬間をとらえたのです。
増田さんのインスタグラムには、このタコのビンタを動画に対して、1900件近くのジョークなどのお約束事コメントが増え続けています。今回の動画を通して、この事件を繰り返して見ているわれわれはひとつ教訓を得たことでしょう。
そう、『オットセイは叩いてくる』ということです。
さらにミリンダ―さんにとっては、一生の悩み事ができたかもしれません。「自分はあのオットセイが怒ってしまうようなことをしたのか? それが一体なんだったのか?」と…。しかし、そのオットセイは実際、なぜそんな行動をとったのでしょう。ミリンダ―さんのオールの動きが、自分のタコを横取りするような動きに見えたのでしょうか!? 事実は未だにわかりませんが…。
インスタグラマーである増田さんがクールなショット!