ハワイ州ハワイ島にあるキラウエア火山の噴火ー偉大な大自然の美しさを伴った凄さを感じさせてくれます…ですが、そこに暮らす住人の皆さんのためにも、早急の終息することを祈るばかりです。
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ハワイのハワイ島(ビッグアイランド)のキラウエア火山は、いまもなお定期的に噴火し、有害な煙や灰などの溶けた溶岩や雲を噴出しています。最近の脅威としては、さらに活発化して新たな亀裂を生み、近くの発電所に向かって溶岩を送り込んでいるとのこと。
しかし、その被害は溶岩流だけではなくなってきました。溶岩流から立ち上る煙は、島の住民にも大きな健康上のリスクをもたらします。そこで、早急に終息することを祈りながら、何週間も続くこの火山活動の写真20枚をご確認ください。
キラウエア火山の噴火続報 01
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2018年5月15日の写真。ハワイ火山国立公園内のゴルフ場では、ビッグアイランド(ハワイ島)・キラウエア火山から拭き上がる灰色の噴煙を観るためにたくさんの人が集まりました。
キラウエア火山の噴火続報 01
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キラウエア火山からの噴火の後の2018年5月12日、ハワイ州パホア村の地元住民が撮った写真です。溶岩が新しい亀裂から流れ出す様子。パホア村はハワイ島のキラウエア火山イーストリフトゾーンに位置する村。約800人の住人は、日頃は太陽光および水力発電で生活をしている実に平穏な場所なのです。
キラウエア火山の噴火続報 03
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振り返れば、今回の噴火の始りは2018年5月4日のこと。マグニチュード6.9の地震とともに、キラウエア火山(ハワイ州パホア近くのレイラニ川流域)が噴火。南側岸壁からモクモクと、どっしりと重い赤褐色の灰柱が発生したのでした。
キラウエア火山の噴火続報 04
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2018年5月4日に噴火したレイラニ川流域(Leilani Estates subdivision)にて。亀裂から噴出する溶岩を間近で観察する人とともに。
キラウエア火山の噴火続報 05
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2018年5月19日、ビッグアイランド(ハワイ島)プナ地区ヒロの南東に位置するカポホの様子。亀裂から流れ出す溶岩。
キラウエア火山の噴火続報 06
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パホア近くのレイラニ川流域で噴火した後、2018年5月5日にはルアナ・ストリートの新しい亀裂からも噴出したのでした。
キラウエア火山の噴火続報 07
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パホア近くのレイラニ川流域で2018年5月6日に噴火した後、マカマエ通りを流れる溶岩流の様子。
キラウエア火山の噴火続報 08
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2018年5月15日、ハワイ火山国立公園内のゴルフ場で立ち上る噴煙を背景にゴルフをプレーする人、噴火を見学する人で賑わっていました。
キラウエア火山の噴火続報 09
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2018年5月15日には、噴火するキラウエア火山の様子を画像におさめようと多くの写真家たちも集まっていました。
キラウエア火山の噴火続報 10
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ビッグアイランド(ハワイ島)のパホアで2018年5月12日、住民が立つすぐそばから溶岩が噴出しています。しかし。住民は慌てる様子はなく、スマホをいじっています。
キラウエア火山の噴火続報 11
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2018年5月5日の様子になります。大規模な火山噴火が起こった後、少なくとも9つの住宅を含む数十の建物が溶岩流によって破壊されました。
キラウエア火山の噴火続報 12
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キラウエア火山からの噴火の後の2018年5月8日には米陸軍州兵であるアーロン・ヒュー・レン中尉によって、プナ地区の東リフト帯上のレイラニ・エステーツ(Leilani Estates)における二酸化硫黄ガスの測定が行われました。
キラウエア火山の噴火続報 13
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2018年5月18日、クムカヒ岬に近いカポホの裂け目から溶岩が噴出しました。
キラウエア火山の噴火続報 14
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2018年5月18日金曜日にハワイ州パホア近くのレイラニエステート区画で、雲が赤色に変わりました。避難所のマイケル・ホアナオさん(32歳)はケータイから火山活動を現状を確認しているところです。
キラウエア火山の噴火続報 15
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2018年5月18日の夜明けごろ、カポホでは住宅のすぐそばに亀裂ができ、その割れ目から溶岩が噴出しました。
キラウエア火山の噴火続報 16
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2018年5月9日、ハワイ火山国立公園内のキラウエア火山噴火後の火口の様子。溶岩の光に照らされ、立ち上る噴煙が認識できます。夜空の星とも相まって、人間の力ではどうにもできない、崇高なまでの美しさを感じてしまうのでした。
キラウエア火山の噴火続報 17
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2018年5月11日、キラウエア火山からの噴火と溶岩流の後のハワイ島南東端近くにある小さな集落パホアにて。溶岩が冷え、それに伴う煙と火山ガスが立ち上がっている様子になります。
キラウエア火山の噴火続報 18
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2018年5月4日、キラウエア火山のイーストリフトゾーン上にある居住区レイラニ・エステイトで噴火が始まりました。その噴火した後、レイラニ通りとカウピリ通りの道路を横切って溶岩が流れる様子です。
キラウエア火山の噴火続報 19
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2018年5月7日、パホア村の住人であるスタンシィ・ウェルチさん。自宅から250フィート離れた場所にある隣の家が、溶岩流に破壊されたことを確認しに訪れたときの様子。
キラウエア火山の噴火続報 20
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2018年5月21日、キラウエア火山から噴出した溶岩が太平洋へ流れ込む様子。蒸気柱が上昇しています。
ジェミニ天文台ジェミニ北望遠鏡が捉えた、2018年5月21日から22日にかけての最新の様子を「Guardian News」が公開しているので、こちらでご紹介しましょう。
撮影したジェミニ北望遠鏡は、ハワイ島マウナ・ケア山の標高4213m地点に設置されている光学赤外線望遠鏡を持つ天文台です。映像を見ると、雲の下に明るく光るのがキラウエア火山のマグマになります。普段は大気の状態を撮影していますが、特別にキラウエア火山を撮影し、45秒間のタイムラプスにした映像になります。キラウエアの噴火は現在も続いていて、止まる様子がありません。このまま海へ流れ続けると、危険な有毒ガスが増えて行くばかり…早く噴火がおさまることを祈るばかりです。
By JACK HOLMES AND KELLY SHERIN on May 23, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Kaz Ogawa※この翻訳は抄訳です。