究極の黒い鶏は、インドネシア原産の品種アヤム・セマニ(Ayam Cemani)と言います。
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None More Black Than This Chicken
このニワトリが、さらに黒くなる余地はあるのでしょうか? 答えは「ない」と断言できます。「アヤム・セマニ」という非常に珍しいこのニワトリの種は、高色素沈着を生じさせる顕性遺伝子のもち主で、この世で最も黒い生物のひとつとされています。
「アヤム・セマニ」種のニワトリは、その外側も内側も黒いのです。つまり、筋肉や舌や臓器のみならず骨までもが黒いとのことなのです。このニワトリに黒くないところがあるのか?と聞けば、その答えは「赤い血液だけ」になります。
そんな世にも珍しいこのニワトリの起源は、インドネシアのジャワ島になります。ジャワ島では、この「アヤム・セマニ」の血液が「万病を治す」という迷信もあるほどです。(次ページへ続く)
ルックスもスタイリッシュなので「鶏界のランボルギーニ」とも称され、ブリーダーの間で極めて高い人気も誇っているのです。そしてお値段は、1羽なんと2500米ドル(約25万円)です。若い番(つがい)ともなれば、その倍の値がつくわけです。なぜそれほど高価なのか? それはこのニワトリの魅力は黒くスタイリッシュな外見のみならず、その肉の味も注目に値するほど美味だからとのこと…。
もしあなたが、このニワトリを1羽入手したというのであれば、鶏舎の建て方からまずは学ばなければいけないことは間違いありませんね。(次ページへ続く)
「ヒヨコ」時代も黒くでとっても可愛いのです!
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