メイ首相もオバマ前大統領も招待されなかったようです。
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Donald Trump Will Not Be Receiving an Invitation to the British Royal Wedding
2018年5月19日(現地時間)に行われる、ハリー王子&メーガン・マークルの結婚式。
招待状も発送されたということで、そろそろゲストの面々が気になるところですね。そんななか、ある人物が招待されなかったとのニュースが飛び込んできました。その人物とは、「なんと!」というか…ドナルド・トランプ米大統領です!
UK版『ハーパーズ バザー』の取材に対し、ケンジントン宮殿はその事実を認めたとのこと。
「ハリー王子とミズ・マークルの招待客リストには、各国の政治指導者たちを含めないことに決まりました――イギリス政府にも相談済みです」とコメント。
このニュースを受け、ハリー王子の伝記『Prince Harry: The Inside Story』を執筆したダンカン・ラーコム氏は、オバマ前大統領も同じ理由で招待されなかったことを指摘。「トランプ大統領夫妻を招待していないのに、オバマ前大統領夫妻だけ招待されたら、両国の関係にヒビが入ってしまいます。イギリス政府にとっては大問題です」と。
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さらに政治的な理由以外にも、「ハリー王子は、知っている人だけを招待したかったのでは…」と予想。実際のところ、トランプ大統領は王子と対面したことがなく、イギリス訪問もキャンセルしているのです。
ちなみにオバマ前大統領と王子は以前から親しく、2017年開催されたインヴィクタス・ゲームでは一緒に試合を観戦したり、会話を楽しんだりしていました。(次ページへ続く)
トランプ大統領の過去の発言について…
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それにトランプ大統領が英国王室に対して、さまざまな問題発言をしていることも忘れてはいけません。
過去には、チャールズ皇太子との離婚を発表したダイアナ元妃に花束攻撃をしかけたり、パパラッチにトップレス写真を撮られたキャサリン妃に対し「ヌードで日光浴するのが悪い」と批判したりもしているのです。そうした日ごろの行いが関係している可能性も…。
また、メーガンもハリー王子との婚約を発表する前、トランプ大統領のへ不満をあらわにしていました。
2016年5月にラリー・ウィルモア氏のトーク番組に出演した際には、彼が共和党候補に選ばれたことを聞くと「こういうニュースを聞くと、ドラマ『SUITS/スーツ』の撮影が終わっても、アメリカに戻らずにカナダ・トロントに残ろうかなと思ってしまう」と、本音を吐露しています。
トランプ大統領は2018年1月、イギリスのテレビ局「ITV」のインタビューに応じ、ジャーナリストで人気司会者でもあるピアース・モーガン氏に「ハリー王子から招待状は届きましたか?」と聞かれると、「私が知っている限りは届いていないと思う」と答えていました。
そしてハリー王子とメーガンを、「ラブリーなカップル」と表現し、「彼らには幸せになってもらいたい。心からそう思っている」と祝福。
その一方で、2人の式に招待されなかった場合、EU離脱後のイギリスとの貿易交渉に応じない構えであるとも報じられています。招待されなかったことを恨み、ツイッターでハリー王子&メーガンを攻撃することもありえるかも(!?)
ドラマ『SUITS/スーツ』で共演したキャストたちや、ハリウッドの親しい友人は、おそらく招待されるはず。Photograph / Getty Images
ただラーコム氏は、トランプ大統領が招待されていないことに対して、「がっかりする必要はない」とのコメントもしています。
…というのも、彼以外にもイギリスのメイ首相や労働党党首ジェレミー・コービンも招待されておらず、そもそも“政治指導者をロイヤルウエディングに招待しなければならない”というルールはないのだとか。「ウィリアム王子とキャサリン妃も、結婚式にはオバマ前大統領を招待しませんでした」と。
トランプ大統領、オバマ前大統領、メイ首相、ジェレミー・コービン党首も出席しないということで、政治色の薄い華やかなロイヤルウエディングになりそうです。はたして、どんなV.I.P.ゲストたちが勢揃いするのか、続報にもご注目ください。
From Town & Country
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Translation / Reiko Kuwabara