ザンビアで発見された、5655カラットもの大きさを誇るエメラルド。そこからは、悪い波動が発せられているとのこと…。
2018年10月、ジェムフィールズ社という宝石採掘会社が、巨大なエメラルドの原石を掘り当てたことを明らかにしていました。
重さ2.5ポンド(約1.13キログラム)近いこのエメラルドの大きさは、人の手(握りこぶし)ほどのサイズになります。カラット数でいえば、なんと5655カラット。同社がこれまでに掘りあてた中でも2番目に大きいとのことです。
ただしこの原石が、その輝きはもはや「呪われている!」と言うしかないほど、怪しいほど美しい色彩を放っているのです。もはや、さまざまな思いが複雑に重なり合い(やっかみも含む)…、ぜひとも地中へと戻すことを私たちは強く望むのでした…。これは2011年にブラジル東部の湾岸地域にあるバイーア州カーナイバ鉱山で発見された、世界最大のエメラルド「バイーア・エメラルド」(約341kg)の原石が残した呪われた伝説から来ているものと言って過言ではありませんが…。
ジェムフィールズ社は声明の中で、このエメラルドが「目を見張るほど透き通っていて、完璧にバランスのとれた黄金色の色合いをしている」と述べています。ちなみにこの原石が見つかったのは2018年10月2日のことで、ジェムフィールズ社がそのニュースを発表したのは2018年10月29日なのです…。
ハロウィンを目前にした時点での発表というのは、このエメラルドに実際、呪いがかけられていたとしたなら理想的とは言えません(あちら側には理想的かもしれませんが…まるで映画のように)。
巨大なエメラルドが見つかった鉱山はザンビアにあり、そして、その鉱山の中で宝石ができたのは4億5000万年以上も前のこと。4億5000万年分の呪いがどんなものかを想像してみましょう。再び言わせていただきますが…私が見るに、やはりその輝きは呪われているような…。とりあえず、この巨大なエメラルドは地中に戻したほうがいいのでは…そう思っているのは私たちだけでしょうか。
巨大エメラルドの名は「インカラム」
これは地元で使われているベンバ語で、「ライオン」を意味する言葉です。「インカラム」は11月に、シンガポールで行われるオークションで競売にかけられることになっています。このオークションには選ばれた人たちが参加し、入札することになっています。さて、めでたく入札できた者は、この原石を「元に戻そう!」というアイデアへと達することができるでしょうか?
エメラルドは「希望」と「愛」を象徴する石と言われています。この巨大なエメラルドが、宇宙の邪悪な力を乱さないことを願いましょう。
From ESQUIRE US 原文(English)
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。