1000本の植樹は、2019年〜2020年に日本で開催される「日英文化季間(UK Season of Culture)」までに完了する予定だそうです。

Japan is set to plant 1,000 of its iconic cherry blossom trees in Britain 

 日本で寄付金を募り、1000本の桜をイギリスに寄贈する計画が進められているという。このプロジェクトを提案したのは英国日本人会の佐野圭作会長で、ロンドンの公園を管理する慈善団体ロイヤル・パークス協力のもと、すでに第一段階の準備に入っているそうです。

 佐野会長は、「日英間の文化的つながりを築いた先人たちに敬意を表し、たとえイギリスがEU離脱後に苦境に陥ったとしても、イギリスにしっかり根を張り、今後も交流を続けていきたいという意思を示したいと思っています」とコメント。

 1000本の植樹は、2019年〜2020年に日本で開催される「日英文化季間(UK Season of Culture)」までに完了する予定で、2018年の秋にはリージェンツ・パークを含むロンドンの主要公園4ヵ所に50〜60本の桜を植えることを目指しています。

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 ちなみに日本が桜の木を他国に贈ったのは、今回が初めてではありません。1912年、当時の尾崎行雄東京市長は3000本の桜の苗をアメリカに寄贈。それ以来、毎年ワシントンDCでは、開花に合わせて桜祭りが開催されていることは有名ですよね。  

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 2017年、安倍総理と日英首脳会談を行ったメイ首相は、「日英友好の象徴として、英国に桜の木を植樹するという英国日本人会の提案を歓迎する」との声明を発表。公園に植えられた桜の木が順調に育てば、いつかはロンドンでも花見を楽しむことができるかもしれませんね。

 
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From House Beautiful UK
Photograph / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara