ENGEL & VÖLKERS
「ヴィラ・ジャコー」という名の家で、1989年に亡くなったカールの長年のパートナー、ジャック・ド・バシェールを讃えて名づけられたのだそうです。
ヴィラはハンブルグのなかでも、エクスクルーシブなブランケニーズ地区にあると「Women's Wear Daily」紙は報じています。
海運業界の大物ヘルマン・ヴィッテの邸宅だった
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もともとはヴィラ・シューラーという名前の3寝室を擁する家で、海運業界の大物ヘルマン・ヴィッテのために1920年に建てられたものでした。
荘厳なファサードに円柱が何本も立ち、ローマ様式のヴィラを彷彿させます。
敷地面積は1万2000平方メートル
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ヴィラは丘の上に建ち、敷地面積は1万2000平方メートルにもおよびます。
3寝室の他に、家の長さ(横幅)全体に広がる壮大なリビングルームや、1階(日本の2階)にはライブラリーとしても機能するギャラリーがあります。写真はリビングルームの一部です。
1階(日本の2階)はギャラリースペース。
庭の前にはエルベ川の絶景
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丸いアーチ型のガラスの扉を開けると、直接、庭やテラスにつながっています。
その先には、エルベ川のゴージャスな眺めが広がっています。
今も残るカールの世界
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販売を仲介する「エンゲル&フォーカース」社によれば、カールはこの家を1998年に売却したとのこと。ですが現所有者は、カールがデザインしたインテリアを現在もいくつか残しているということです。
それが実際にはどの要素なのかは残念ながら不明ですが、金箔の絵が施された天井や、それぞれにバスルームとドレッシングルームがついた3つの寝室は、驚嘆に値するはずでしょう。
シックなバスルーム
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大理石とタイルでデザインされたシックなバスルームの様子。
モノクロームの写真を規則正しく配置しているところが、スタイリッシュなアクセントとなっています。
お値段、約13億円
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ちなみに販売価格は、1000万ユーロ(約13億円)でした…。
From ELLE
Photograph / ENGEL&VOLKERS
Translation / Mitsuko Kanno