元NBAスーパースターのデニス・ロッドマン氏が、CNNのインタビューで号泣しました。なぜ、彼は泣いてしまったのでしょう?

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This Dennis Rodman Interview from the Trump-Kim Summit Was a Visual for Our Times

 私たちが目にしていることが、アメリカを主役にしたリアリティショーであるならば…。プロデューサーたちは、それが何シーズン目であろうと全力を尽くしているに違いありません。 

 2018年6月12日(火)、ドナルド・トランプ米国大統領は北朝鮮の核兵器廃絶を目指し、シンガポールにて金正恩氏との首脳会談に臨み歴史に名を刻みました(それ以外でも、数多くありますが…)。

 そしてこのストーリーには、本編とは別に、デニス・ロッドマン氏によるスペシャルエピソードがあったのです。…というのも、通算5度の優勝を経験したNBAの大スターであるロッドマン氏は、ここ数年極めて非公式な北朝鮮の大使を務めてきましたからなのです(北朝鮮を何度も訪れ、金正恩氏と交流してきました)。 

 ロッドマン氏は、CNNのクリス・クオモキャスターのインタビューに登場しました。すると彼はここで、なんと感極まって号泣してしまったのです。7年連続でリバウンド王を獲得し、かつてはNBAを率いてきた男が、テレビの放送で涙を流したのですから多くの人が驚いたはずです。 
  

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ツイート内容: 
「今日は素晴らしい日だ」 NBAの元スターであるデニス・ロッドマンは、北朝鮮の指導者である金正恩との関係を語った感情的なインタビューの中でそう話しました。 

 
 このNBAの元スターは、クリプトコイン(暗号化技術に基づく仮想通貨暗号通貨)の Tシャツにフェミニンなサングラス、MAGA(Make America Great Again)のキャップを身につけ、「金正恩氏が信頼できる人物と擁護したことで、殺害の脅迫を何度も受けた」と嗚咽まじりに語りました。

 なんとも異様で、さらにめちゃくちゃなインタビューでした。が、これが「この時代を象徴する1シーン」とも言えるかもしれませんね。ちなみに、この「クオモ」の番組に出演したもう一人のゲストであるジェームズ・クラッパー元米国家情報局長官は、「以前からデニス・ロッドマンの北朝鮮との関わりを支持してきた」と語っています。
  

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 いやまったく、なんという時代でしょうか。良くも悪くも、自由に行動できる時代になってしまったようです。

By Jack Holmes on June 12, 2018
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ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。 
編集者:山野井 俊