2018年2月13日の上院情報委員会にて、かなりびっくりするようなヒアリングが行われたのです。

上院情報委員会の上層部の面々は皆、「ロシア(と他の国)は、2018年のアメリカ中間選挙(アメリカ合衆国において、大統領選挙のない年に行なわれる上下両院議員および州知事などの公選職の選挙)で悪質な妨害をしてくることに疑いがない」と国に指摘しました(私はこの情報委員会をインチキ薬、ポプリ、エキゾチックな魚毒を売る可愛らしい一連の奇妙な店として描こうと思います)。

下記文面は、Voxからの引用:

2018年2月13日に行われた上院情報委員会にて、「ロシアは『2016年の大統領選挙で影響を与える工作がかなりうまくいった』と確信しているゆえに、もう一度同じことをしてくるだろう ―― 何百人もの政治家が1年にわたって、下院と上院の議席を争う絶好の機会だから」と、国家情報長官ダン・コーツは語った。そしてまた、この国のトップスパイであるコーツは同日、「ロシアが過去の試みは成功したと認識していることに疑いない。よって、ロシアが干渉しようとする次なる潜在的ターゲットは、2018年のアメリカ中間選挙に違いない」と話している。 
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国家情報長官ダン・コーツ氏の次なる潜在的ターゲットは、2018年のアメリカ中間選挙なのでしょうか。

このような事態が徐々に真実化してきたことに対して、私はかなり愕然としています。このヒアリングが、「ニュースフィードのなかで埋もれていくことのないようにしたいものだ」と強く願っているのです。

政府はと言えば、これに対して何の対策も実施していませんし、それ以上に対策すら練ろうともしていないのです。この間、政府内でこの真の脅威に対し、真向から立ち向かおうという姿勢を示した唯一の人物がコーツであり、その人物は実際にはスパイであるという話になるわけです。この事態は私も認めざるを得ません。全体像は、とても奇妙な事態となっているのです。

ロシアが干渉して幅広い作戦を構築しようとするための、プロパガンダを用意している?

次に懸念すべきは、クレムリンは先のインフルエンス運動があまりにも上手くいったので、「11月にもう一度それを実行しようと計画している」と、コーツが言っていることです。

「ロシアは幅広い作戦で、プロパガンダやソーシャルメディア、偽の注意人物、共感を引き起こすようなスポークスマン、その他ありとあらゆる手段を使い続け、アメリカ国内の社会的および政治的な亀裂を悪化させるようとしていると予想しています」と、コーツはコメントしました。

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ロードアイランド州の民主党議員ジャック・リードがFBI長官クリストファー・レイの証言を受けて、「大統領から何かアドバイスはあったのか?」と尋ねたとき、最も重要な瞬間が訪れたのです。

レイは、「大統領から特に指示は受けなかった」と答えたのでした。合法的な選挙とともに、公共の茶番の間に立ちはだかる唯一のものが情報委員会となるなら、私たちの将来は真っ暗闇の中同然となるわけです。

政治活動の裏に何か潜んでいることは、当たり前の話ではあります。ですが、一体全体実際の状況はどんなものなのでしょうか? 気になるばかりです。ここ最近、不確定なことばかりが身の回りに起こっていることに嫌気がさしているのも事実。皆さんもそうではないでしょうか。

そんな状況のなか、「確かなものはどこかにないか?」と切望する我々が辿りつく場所といえば、「すべては当事者とその関係者しか、本当のことは分からない」という妥協にも似た確証しか見当たらないのです。

Source / ESQUIRE US
Translation / Trans Mart
※この翻訳は抄訳です。