2018.03.22

アメリカ現政権の悪夢

トランプ大統領の予算案がもたらすのは、「恐怖」のみ!?

いつものことですが、これは大統領のすることではありませんよね。

トランプ大統領の予算案がもたらすのは、「恐怖」のみ!?

 
Trump's Budget Has 
No Purpose Except Fear

 2018年2月12日に、ホワイトハウスが発表した米国の予算教書が立法化されるという可能性は、ミネソタ・ティンバーウルブズ(米プロバスケチームの一つ)のスカウトが作成する選手評価レポートが法律になることより難しいことでしょう(結局のところ、議会は予算案を「絶賛して」可決している)。 
 
 ですが、現代的な保守派の考え方である思想の醜さや、うわべだけのセリフによる絶え間ない大混乱について思いを馳せると、今回の一件は非常に価値のあることです。いつもなら、ゾンビのような眼をして常に獲物を狙っている感じの、ウィスコンシン州出身の下院議長ポール・ライアン氏の提出する「予算案」は、同僚たちをカーテンの後ろに隠れさせ、経済学者たちを死にたい気分にさせるものでした。 
 
 いつものように「ニューヨーク・タイムズ」紙や、他の「一流の」メディアの多くが真っ先に取り上げたのは、今回の予算案がどれだけ赤字を膨らませるのか?でした。つまり、酒場における「経済の第1原理」に、真っ向から違反しているのです。人員コストは膨大なものとなっています。 
 
 
 新法案では、今後2年間で軍事費は1950億ドル(約20兆6700億円)の増加、非国防費は同期間で1310億ドル(約13兆8000億円)の増加となっています。 
 
 これに対し大統領は、2019年の非国防費として5400億ドル(約57兆2000億円)を提示しており、議会が可決した額より570億ドル(約6兆円)低い額となっています。計画にはメディケイド(低所得者向け医療保険制度)やメディケア(高齢者向け医療保険制度)、政府によるフードスタンプ(食料補助)といった国内プログラムに対する予算を、1兆8000億ドル(約190兆円)以上削減することが含まれています。 
 
 「低所得者向けの食料補助プログラム『補助的栄養支援プログラム(SNAP)』は、今後10年間かけて30%以上削減する」、としています。さらに「就労可能な身体を持つ」フードスタンプの受給者に対しては勤労を義務付け、また、配給方法の変更も盛り込まれています。クーポンを使用して店で食料を購入するシステムに代わり、「国内産100%フードで作られた家庭向け」お弁当が支給されるというのです。(次ページへつづく)

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By Charles P. Piercel on February 14, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)
 
TRANSLATION BY TransMart
※この翻訳は抄訳です。

編集者:山野井 俊

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