奈良公園の南端にオープンした、スモールラグジュアリーホテル「ふふ 奈良」。建築設計は隈 研吾氏が手がけ、古都・奈良の景観を継承する大和張り・奈良格子・連子格子を取り入れるほか、吉野杉をふんだんに使用することで陰影のある表情を生み出されているのが特徴です。
またお庭は、ランドスケープアーキテクトのおいて日本の第一人者である宮城俊作氏がデザイン。既存の樹木を積極的に生かしたデザインで、古都ならではの景観を彩ります。また敷地内には、歴史的文化財に指定されていた名勝奈良公園の庭園が復元されているとこと。
客室数は全30室で、全室が設えの異なるスイートルームとなっています。さらに全室、奈良の職人技を感じさせるアートがところどころ飾られています。各部屋の面積は70平方メートル以上で、2室限定のVIPルームは120平方メートルの広さを確保しています。
さらにリビングでは、日本古来の“座する”をテーマにデザインし、縁側の過ごし方を再現するため掘り込み床を採用しています。段差部分はソファや布団、座卓など、さまざまな使い方ができるとのこと。また、それぞれの客室には露天風呂が完備され、“薬の発祥の地”と伝えられている奈良らしく、和漢植物を使ったお湯を堪能することもできます。さらに室内には、奈良の歴史をイメージしたオリジナルのアメニティーやアロマの香りも。五感から、最高の癒しを満喫できることでしょう。
食事は、身体に優しい奈良ならではの懐石料理と鉄板焼きを用意。奈良県は漢方にゆかりが深く、推古天皇（在位期間：593年1月15日 - 628年4月15日）の時代に薬草が伝わり、推古天皇のもとで蘇我馬子とともに協力して政治を行っていた聖徳太子が活躍することには、すでに薬草摘みが行われていたことが「日本書記」に記されています。その縁もあり、敷地内の歴史ある庭園を眺めながら食事が愉しめる「日本料理 滴翠（てきすい）」では、大和野菜や和ハーブ、地産の食材を使った料理を提供します。
夕食、朝食、昼食には全て和漢と生薬を随所に取り入れ、料理の神髄である食材を最大限に活かす手法に加え、「鉄板焼き 久璃（くり）」ではゲストとともに“料理を楽しむ”をテーマにした料理でおもてなししてくれます。
また「BAR 蓮（れん）」では、ゆったり過ごせるプライベート空間のソファー席を用意。「ふふ 奈良」のオリジナルカクテルをはじめ、国産ウイスキー、ワイン、奈良の日本酒など各種を取りそろえています。
パートナーが、必ず感動するであろうポイントがスパです。コスメ界の世界的ハイエンドブランド、そして関西圏では初出店となる「シスレー」が監修し、そのプロダクトを用いたスパ「Spa by sisley」では、奈良ならではの薬湯を組み合わせた施術が体験できます。
奈良の伝統と自然が織りなす、静謐（せいひつ）かつ贅沢な時間に身を委ね、ここ「ふふ 奈良」でぜひともゆったりと古都・奈良をご堪能ください。
ふふ 奈良
住所／奈良県奈良市高畑町1184-1
電話番号／0742-81-7738
宿泊料金／1泊 7万7000円～ （1室2人、2食付きの２名分料金／税サ込・入湯税別）
●お問い合わせ先
ふふ 奈良
公式サイト
