下半身の筋トレとしての「ランジ」や「スクワット」が好きな方の中に、股関節に硬さを感じたことのある方もいるのではないでしょうか。
股関節は、さまざまな脚の動きを支えるエンジンの役割を果たします。そのため、トレーニングの効果を最大限発揮するためには、股関節の柔軟かつ健康的に保つことが重要となります。
◇現役のプロトレーナーがストレッチ方法を監修
今回は、理学療法スタジオ「ビスポーク トリートメンツ」のダン・ジョルダーノ氏とライアン・チョウ氏の2人に、「ミニバンド(レジスタンスバンド)」を使って股関節を柔軟にするストレッチを教えてもらいました。
「ミニバンドを使って、股関節を開いていきます。これは股関節を柔らかくするために毎日できることです。これをやれば、より深くスクワットの体勢を取れるようになりますし、横方向への動きにも強くなります」と、ジョルダーノ氏は説明します。
それでは、動きを確認してみましょう!
◇股関節の柔軟性を高めるストレッチの正しいやり方
まずは壁などにバンドを取りつけ、片足(動画では左足)をバンドに通します。バンドはできるだけ高く、骨盤のあたりまで引き上げます。
次に、膝(ひざ)を痛めないようにマットなどの上で両膝をつき、右足をまっすぐ後ろに伸ばします。「バンドをつけた状態でこれを行うことで、股関節を横方向に牽引する(引っ張る)のです」と、ジョルダーノ氏。
これだけでも効果的ですが、さらに効果を高めるためには右足を左後ろに伸ばし、身体を前後に動かすといいでしょう。
「この動きでは、股関節の可動域を探ります。関節の可動制限を感じるところがわかったら、そこで止め、軽くキープした後に緩めてください。左の股関節の前側にピンと張った感じがあれば、もう少し引っ張ってもいいかもしれません。そんなときには、固定した部分から少し離れるように(動画では右方向に)身体を動かしてみましょう」。
◇まとめ:ストレッチでトレーニング効果を高める
これを筋トレメニューに入れて、股関節の柔軟性を高めるよう心掛ければ、スクワットや下半身のトレーニングばかりでなく、すべての動きがこれまでにないほど快適にスムーズなることが期待できるのです。
◇ミニバンドをウォーミングアップ用に使うやり方
Source / Men's Health US
Translation / Esquire Digital
※この翻訳は抄訳です。