2013年には、丁寧に整ったティンバーレイクのポマード頭が流行りましたし、2014年には、男のおだんご頭まで登場したのです。
2015年になるとジョン・スノーの髪がワイルド・カールになってしまいましたね。こんなにたくさん選択肢があるのだから、そろそろ独りよがりでヘアスタイルを決めていないで、彼女のセカンド・オピニオンも取り入れたいところです。
ベストな髪型はどれなのか、ファッションの最先端を行くスタイリッシュな女性達に、自身のお気に入りのメンズカットを聞いてみました。あなたの大切な相手が思っているかもしれないアドバイスを『エスクァイア US』のエディターが取材しました。
レアンドラ・メディーン（Leandra Medine、著者・ファッションブロガー）
私が勝手に「フリーマンズカット（Freeman’s cut）」と呼んでいる、側頭部の髪が短く、頭頂部の髪が2インチくらい長い髪型が好きだわ。カッコ良さを装ったり、「なあ、このスーツを脱いだら、俺は一杯片手にいろいろ語り合うのさ」とでも言いたげなパーソナリティを加えるたりするのにとても簡単な方法だと思うのです。
ユニス・リー（Eunice Lee、 デザイナー)
ローメンテナンスな髪型が良いわね。男の髪型は手の込んだものより、楽なスタイルなほうがセクシーに見えるの。サイドが引き締まってて、トップが長いようなちょっとエッジのあるショートヘアが好きなのです。
でも、似合う髪型はその人のライフスタイルや顔の形で変わりますね。一般的には、私はもみあげのフェードのナチュラル具合、後頭部がどんな風に見えるのかに注目しているわ。まあ、突き詰めると腕の良い理髪師を探せってことになっちゃうけどね。
イラリア・アービナティ（Ilaria Urbinati、セレブリティー・スタイリスト)
彼がセミストレートな髪だったら、クリスチャン・ベールの髪型か、無理なことはしない真っ直ぐなイケメンの髪型が好きね。素晴らしいウェーブヘアの持ち主だったら、エドワード・カレン時代のロバート・パティソンのスタイルが良いわね。
「えっ？なんとなくセットしたらこんなにカッコよくなっちゃいました」って感じの髪のことです。カーリーヘアだったら、あまり長すぎない時のオーランド・ブルームの髪型かしらね。海賊やイエス・キリストみたいな髪型はうっとおしく見えるから好きじゃないんですよ。
カーリーヘアの人はサイドをより短く保つのがカギよ。最後に、50代以降のスタイルを熟知したおじさま達だったら、短くてサイドは完全に剃った髪型が好きね。スーツなんか着たら最高。小奇麗でロッカーのような雰囲気が出るわ。
キャロライン・イッサ（Caroline Issa、デザイナー＆ファッションディレクター)
ポール・ニューマン風のクローズ・クロップなヘアスタイルはいつも素晴らしく見えるわね。でもそれよりも、男性は自分の顔に似合ったヘアカットを選ぶべきだし、そろそろ変える時かなってことも自分で分かっていなければなりません。
悲しいことに、世の男性は自分で自分の髪型を時代遅れにしちゃっている人が多いのです。25歳の時にカッコよく見えた髪型が、いい年した55歳になっても同じように似合う髪型ではないってことに気づかなきゃいけないわね。ある意味、年を取って禿げていくのって、男性に送られた髪の賜物かもしれないわね。
アシュリー・ウェストン（Ashley Weston、セレブリティー・スタイリスト)
私の一番のお気に入りは、所謂『ニュー・ポマード』ですね。
タイトなカットで、トップは長くてボリューム感があるけどサイドに行くほど髪が短くなっていくヘアスタイルです。ジェームス・ディーンとかデイヴィッド・ベッカムとか、いろんな人がしていたクラシックカットだけど、どんな服にも合う髪型ですね。それに、ちょっと無造作感を出してセットすると、漢っぽい感じがさらに印象が上がるわ。
私はこのヘアスタイルがとてもセクシーだと思うのです。櫛で解いた髪だと、女は自分の手でも解いてみたくなるのよ。
Source / ESQUIRE US
Translation / MEN'S ＋
※この翻訳は抄訳です。
