ジェームズ・ディーン12枚の写真 ― 男が学べるスタイル集
1955年9月30日、ハリウッドは偉大なスターを失いました。享年24歳という若さで、交通事故により亡くなった俳優ジェームズ・ディーン。半世紀以上がった現代でも、色褪(あ)せることのない彼のスタイルから、インスピレーションを受けずにはいられないでしょう。
『底抜け艦隊』などの映画の端役をいくつかこなした後、1955年に初主演作『エデンの東』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、その後、続けざまにその年の『理由なき反抗』で主役を務めスターダムにのし上がります。『ジャイアンツ』で準主役を演じ、またもやアカデミー賞にノミネートされることになります。
しかし第3作『ジャイアンツ』の公開時、ジェームズ・ディーンはもうこの世にいなかったのです。
彼は映画業界に貢献しただけでなく、メンズスタイルにも大きな影響を与えてくれました。シンプルで、作業着に着想を得た服をクールに着こなす彼の“スタイル”は、あらゆる年齢層の男性に教訓をもたらしてくれました。それは、いまも変わらず…。
ジェームズ・ディーンをご存知の方なら、誰もがクラシカルな赤いボンバージャケットのスタイルを思い浮かべるでしょう。ちなみに日本では長い間、このアイテムをマックレガー社製のゴルフ用ジャケット「ドリズラー」としていました。ですが、それは誤認であることが判定しました。正しくは、同じマックレガー社製の防寒用スポーツジャケット「ナイロン・アンチフリーズ」とのこと。購入先は、ハリウッドブルーバードにあったMattson'sデパートメントストアで、そのとき2枚購入している記録もあるそうです。あとはTシャツにデニムという、シンプルなスタイルです…。
このように男の着こなしのアイコンとなったジェームズ・ディーンから、いまでもマネできる着こなしのヒントを得てみてください。そして、おいでCome on, Come on…『ジェームス・ディーンのように』。