日常をドレッシーに

2023年秋冬ミラノ&パリメンズファッションウィーク(ミラノのメンズは1月13日～1月17日、パリのメンズは1月17日～1月22日の期間)では、パンデミック収束の兆しを実感。各国の渡航条件の緩和も進んだことで、前シーズンより力強くフィジカルなショーの開催が加速していました。各会場には世界中のファッションジャーナリスト、そしてセレブ、バイヤーやインフルエンサーたちが大結集。「完全復活を果たした」と断言できるほどの大盛況を見せました。

そこで、CMや映画・テレビ、マガジンでのスタイリングやファッションディレクションで活躍するアーティストBabymixのフィルターを通して、各ショーで展開されたトレンドを加味したうえでESQUIREのユーザーにおすすめしたいスタイリングをラインナップしました。 流行りのスタイルも探しながらも、性別や世代を超えて“自分らしいスタイル”が見つからなくて悩んでいる人へ、ぜひともここで紹介する「日常のドレッシー」を参考にしてください。

ディオール

ジャケット44万円、タンクトップ26万円、ショーツ28万円(参考価格)、ソックス4万6000円(参考価格)、シューズ14万5000円、サングラス6万3000円、ネックレス13万円、ブレスレット9万4000円(すべてディオール／クリスチャン ディオール TEL 0120-02-1947)

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グッチ

ジャケット45万1000円、トップス7万1500円、パンツ12万6500円、ニット帽5万1700円、バッグ45万1000円、シューズ15万9500円、サングラス5万7200円(すべてグッチ／グッチ クライアントサービス TEL 0120-99-2177)

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セリーヌ

ジャケット67万1000円(予定価格)、シャツ(参考商品)、パンツ31万3500円(予定価格)、シューズ21万4500円(予定価格)、ベルト5万8300円(予定価格)、サングラス7万3700円(予定価格)(すべてセリーヌ オム バイ エディ・スリマン／セリーヌ ジャパン TEL 03-5414-1401)

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サンローラン

トップス18万7000円、パンツ25万3000円、ブーツ18万7000円、ブレスレット15万9500円、サングラス5万3900円(すべてサンローラン／サンローラン クライアントサービス TEL 0120-95-2746)

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ヴァレンティノ

コート83万6000円、シャツ13万2000円、ショートパンツ17万6000円(すべてヴァレンティノ)　ネクタイ6万500円、シューズ15万6200円(2点共ヴァレンティノ ガラヴァーニ／ヴァレンティノ インフォメーションデスク TEL 03-6384-3512)　その他はスタイリスト私物

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エルメス

リング9万9000円、ブレスレット(手前)5万6100円、ブレスレット(奥)11万5500円、ニット40万5900円、パンツ15万2900円(すべてエルメス／エルメスジャポン TEL 03-3569-3300)

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ヴェルサーチェ

ジャケット140万8000円、シャツ24万6400円、パンツ15万7300円、サングラス3万7950円、チョーカー8万9100円、ネックレス(上)7万8100円、ネックレス(下)7万8100円、ベルト11万5500円、シューズ13万6400円(すべてヴェルサーチェ／ヴェルサーチェ ジャパン www.versace.jp)

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ドリス ヴァン ノッテン

ジャケット23万3200円、シャツ22万4400円、パンツ11万5500円、シューズ12万6500円(すべてドリス ヴァン ノッテン／ドリス ヴァン ノッテン TEL 03-6820-8104)　その他はスタイリスト私物

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エトロ

ジャケット64万1300円、シャツ26万2900円、スカート30万4700円、シューズ21万4500円、バッグ23万3200円、ソックス1万9800円(すべてエトロ／エトロ ジャパン TEL 03-3406-2655)　その他はスタイリスト私物

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ディースクエアード

ジャケット57万7500円、シャツ9万7900円、パンツ28万9300円、キーリング6万500円(すべてディースクエアード／スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス TEL 0120-106-067)　サングラス4万700(サフィロ／サフィロジャパン カスタマーサービス TEL 0120-54-7750)

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Styling / Babymix
Photograph / Makoto Nakagawa(CUBISM)
Hair / Toshihiko Shingu
Makeup / Ryota Nakamura(3rd)
Model / GO, JUNSEI(BRAVO MODELS), Sunya AMEMIYA（Be Natural Models）

【編集長後記】世界では紛争そしてエネルギー価格高騰の影響にもよる物価上昇、さらに政治への不安などなど、暗い出来事も依然絶えない状況です。そして、そんなニュースの陰に隠れ気味となっている環境破壊。パンデミックの収束は見えてきたとは言え、予断を許さない社会情勢の中にいることは確か…。まだまだ、楽観的に歩むには時期尚早。

ですがその一方で、この混沌（こんとん）とした社会情勢を見つめながら、新たな素材やシルエットを開発し、サステナブルなモノづくりをすることで熱いメッセージを送り続けるブランド、さらには自らのアーカイブをひも解き、そこに時代の息吹でツイストさせることで、“歴史あっての現在”ということを再確認させてくれるデザイナーたちの存在にも注目すべきです。

ファッションとは、個性を打ち出すための一端ではあります。だからこそ、そこには大いなる情熱が宿っていることをこの機会にぜひとも実感してください。近い未来をしっかりと見据えながら彼らのメッセージを反芻（はんすう）し、ポジティブな現在、そして未来を担えたら…そう願いながら自身も編集部も歩んでゆきます（「ここぞ」というときは全力疾走で）。