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レベル4以上の自動運転車を描いたコンセプトカー7選

カリフォルニア州で、実験的に一部許可されている自動運転車の走行。 「未来のクルマはこんなものだろうか?」と、ワクワクさせてくれるコンセプトカーを集めてみました。

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 「『自動運転車はいつ実現するのか?』、すべてのドライバーが心得るべきこと」では「自動運転車の未来について」、そして「その時が来たら、我々が肝に銘じておかなければならないことは何なのか?」を解説しています。

 しかし、今か今かと登場が期待される自動運転車が実現するには、まだ少し時間がかかりそうです。先日、フォード社とピッツバーグにある人工知能開発企業Argo AIが自動運転車の実用化に向けた開発段階で、「ある懸念事項がある」と発表。それは“虫がLiDARなどの自動運転車のセンサーを妨害してしまう”というものです。これに関して改善のための開発は進んでいるものの、他の懸念事項が浮上してきたというわけです…。

 そんな試行錯誤が裏にありながらも、我々に夢と楽しさを与えてくれる未来のクルマのカタチを描いたコンセプトカーの一部を集めてみました。これらのコンセプトカーは、ハンドルから手を放して走行が可能なレベル4以上のものになります。

トヨタ「Concept-愛i(コンセプト・アイ)」

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 新時代の“愛車”となることを目指し、つくられたトヨタらしい思いの詰まったこちらのコンセプトカー。

 人工知能が搭載されており、ドライバー の感情を認識したり嗜好を推定したり、「人を理解する」クルマです。それによってドライバーとクルマの信頼度を高め、さらなる安心・安全へと導くというもの。

 よりコンパクトにつくられた、都市型モビリティ「TOYOTA Concept-愛i RIDE」も同時に発表されています。

 どちらも白やブルー、ベージュといった色を基調とし、心を落ち着かせる空間となっています。

BMW「ヴィジョン iNEXT」

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2021 BMW Vision iNEXT - interior Exterior and Drive
2021 BMW Vision iNEXT - interior Exterior and Drive thumnail
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 ドライバーは、自分自身で運転する「ブーストモード」、もしくはレベル5である完全自動運転の「イージーモード」を選択できます。

 車内のインテリアもモードにより異なり、イージーモードになると、ステアリングホイールが少し後退し、より広々とした空間へと変わります。

アウディ「AI:ME」

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Audi AI:ME Concept: Like It Or Not, This Might Be The Future | Carfection
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 2019年4月に、「上海モーターショー」にて発表されたレベル4の自動運転機能を搭載したこちらのコンセプトカー。

 「TOYOTA Concept-愛i RIDE」のように、都市型での走行を想定したコンセプトカーで見た目はコンパクトですが、車体サイズは全長4300mm × 全幅1900mm × 全高1520mmと幅がやや広く、背も少し高めなので車内に乗ると思っていたよりも、広さが感じられるつくりになっています。

 内装も木目を基調としたデザインで、まるでどこかのデパートのようです。

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ホンダ「NeuV」ライドシェア

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[TMS2017] Honda NeuV
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 ダッシュボードに設置された巨大なディスプレイが、印象的なこちらのコンセプトカー。

 トヨタ「Concept-愛i」と同様に、AIである「感情エンジンHANA」を搭載。ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断して、安全な運転をサポートします。

 所有者が使用しない時間には、所有者の許可を得たうえで自動運転で移動し、ライドシェアを行うことを想定したコンセプトカーになります。

日産「IMX」

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 持続可能なクルマ社会の実現を目指す日産。100%電気自動車のクロスオーパーコンセプトカーであるこちらのクルマは、日産の企業コンセプトである「インテリジェント モビリティ」を具現化したようなクルマです。

 レベル5の完全自動運転機能を搭載し、内装は日本の「和」をイメージしたとのこと。日本家屋を彷彿とさせる木目や障子のように外の景色をそれとなく感じることができるディスプレイなどが、和の趣を感じさせてくれるでしょう。

ミニ「ヴィジョン・ネクスト100」

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 2018年にBMW社は、創業100年を記念して次の100年を考えるコンセプトカー「ヴィジョン ネクスト100」を各ブランドより発表しました。

 「自分自身で運転もしたい」というドライバーの気持ちも汲み取って開発されたこちらのコンセプトカーも、同社らしい工夫が至る所に施されています。

 カーシェアリングサービスの普及を想定してつくられた同車は、クルマは自立走行で充電ステーションへ行ったり、洗車へ行ったり、次のユーザーのもとへと移動したりすることのできるレベル5の自動運転機能を搭載しています。

 自動運転モードから一変、マニュアルモードに切り替えると、ステアリングホイールは左右自在にスライドさせることができるのです。

 ただ未来化を図るのではなく、クルマ本来の“運転する楽しさ”を追求するミニらしいクルマです。

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ロールス・ロイス「ヴィジョン・ネクスト100」

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Rolls-Royce Vision Next 100 (103EX) - interior Exterior
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 もちろんクルマ業界の中でも、トップレベルの高級ブランドでありロールス・ロイスからも登場しています。

 他の自立走行機能を搭載した近未来的なクルマとは、一線を画すデザインです。なんと、ドライバー席なしという強気な姿勢を見せています。

 つまり、これはレベル5である完全自動運転を想定したモデルなのです。

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