レクサス, lc500 コンバーチブル, オープンカー, クルマ
LEXUS
1500万円(税込)(レクサス/レクサスインフォメーションデスク TEL 0800-500-5577 公式サイト

 “ラグジュアリーモデル”…世界を見渡しても、このカテゴリーネームを嫌みなく背負えるモデルは数少ないが、レクサス「LC」はその市場において世界と闘えるどころか、限定車などを除いた量産車という枠で語るなら、世界で勝てる実力を備えている。

 見る者の目を引きつけながらも、そこに嫌味なものがない。シンプルでありながら、妖艶(ようえん)なボディーラインやシルエットで周囲を魅了する、ドレスを思わせる造りと言えば伝わるだろうか。そんな品のある造りは細部にまで行き届き、例えばドアハンドルの造形など、内装ひとつひとつのパーツを見ても感じ取れる。

 さらには可動するパーツであればその動きの質、発色する色であればその輝きや色合い、触れるところであれば感触、耳に届く音であればその音色など…。人間が感じるであろう要素すべてに気を配って造り込まれていて、オーナーをラグジュアリーな世界の深みに誘う、優れた没入力をもっている。言うなれば、駐車場でクルマを降りて目を離すまで、その世界から冷めさせないのだ。

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LC IMPRESSION
LC IMPRESSION thumnail
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 そんな「LC」にこのたび、ラグジュアリー性にさらに磨きをかけたコンバーチブルモデルが追加された。幌(とばり)を4層構造とし、肌触りのよい外皮、またヨレ感なくピンと張られた造りはもちろんのこと、クーペを思い起こさせる静粛性まで追求。加えて「LC」らしいのは、その開閉スピードをたったの15秒に収めつつも、その動き出しと終わりを“しっとり”と動かすなど、絶妙に速度調整がなされ、見ていて気持ちよさを感じる。

 また、その幌はコンパクトに畳まれて後席の後方にトノカバーで完全収納され、トランクが左右に広げられたコンバーチブル特有の形状と相まって、開けた際のシルエットもラグジュアリー感にあふれている。

レクサス, lc500 コンバーチブル, オープンカー, クルマ
LEXUS

Q. 欧州メーカーの同クラスオープンカーに比べて、優れたところって?
A. 流麗なエクステリアやルーフの優雅な動きなど、日本人らしい細部の作り込みこそ美点です。

 もちろん、オープン走行時の使用環境にもこだわっている。フロントガラスに当たった空気をきれいに後方に飛ばし、目に見えないエアカーテンで乗員を包む。そんな造りがオープン走行時の風の巻き込みを最小限に抑え、女性の髪が乱れるようなこともない。シートヒーターやステアリングヒーターはもちろん、寒さを感じやすい首元に暖気を送るネックヒーターも備える。

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LEXUS

 そして極め付きは、幌をコンパクトに収納することで、オープン環境にしても2人での旅を快適にしてくれる、トランク積載力を備えていること。30Lのトロリーケースなら2つ、9.5インチのゴルフバッグも余裕で積むことができ、あらゆるシーンでオープンエア・ドライブを堪能することができるのだ。

 開閉動作は、動き出し・途中・動き終わりの3ステップで、適度なタメをもたせた特徴的なもの。ディスプレイには動作時のグラフィックを表示する機能も搭載。

レクサス, lc500 コンバーチブル, オープンカー, クルマ
LEXUS
オープン時には、ソフトトップが完全に格納されるトノカバー付きフォールディング機構を採用。開閉は約15秒で、50km/h以下の走行中も操作が可能です。

 このように、オーナーが絶えずエレガントにクルマを使いこなせるよう、細部にまでこだわりをもって造られているのが「LC500 コンバーチブル」。

 シートはデザイン加工でグラデーションを表現。さらにヘッドレスト後部にはレクサスの「Lマーク」をエンボス加工するなど、オープン時の車外からの見え方に徹底的にこだわった造り込み。シートヒーターのほか、ネックヒーターやステアリングヒーターも装備されます。

レクサス, lc500 コンバーチブル, オープンカー, クルマ
LEXUS

「LC」が誇る走りのよさは当然として、オープンエアというラグジュアリー性を高める付加価値を加えてもなお、我慢やストレスとは無縁なオープンカーライフが広がっている。この世界観は海外の同クラスのオープンカーのなかでも、嫌みなく光り輝いている。

レクサス「LC500 コンバーチブル」

 2011年発表のコンセプトカー「LF‑LC」をベースにした、レクサスのフラッグシップクーペが「LC」です。日本では2017年に正式にデビュー。これまで、3.5LV6ハイブリッドを搭載する「LC500h」、5LV8エンジン搭載の「LC500」の2タイプがラインナップされていました。

 そして2020年6月、この「LC500 コンバーチブル」を追加。4層構造のソフトトップを採用するなど、レクサスらしい静粛性にも配慮されています。

●お問い合わせ先
レクサスインフォメーションデスク
TEL 0800-500-5577

公式サイト

【PROFILE】五味康隆(自動車ジャーナリスト)
自転車トライアル世界選手権、4輪レースの全日本F3でも活躍した、ジャーナリスト。優れた運転技術と理論に基づく分かりやすい解説に定評あり。先進技術にも詳しい。YouTube「E‑CarLife」チャンネルにてクルマ情報を発信中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。