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発売を待つ価値がある、未来のクルマ29台【2021年~2025年】(前編)

あと数年待てば、購入のチャンスがある(かもしれない)近未来の注目のモデルを集めました。

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future cars worth waiting for 2021 2025
ILLUSTRATION BY BEN SUMMERELL-YOUDE/FOX SYNDICATION//Car and Driver

ここでご紹介するクルマは今から数カ月、長いモデルなら数年の間は市場に出ることはありません。中には、いまだに製造工場にたどり着いていないばかりか、デザインスタジオを出ていないモデルもあります。

それでもなお、ご紹介させていただきます。なぜなら、今後5年以内に登場するであろうこれらのクルマは、私たちがその登場を待つだけの価値があるからです。2025年までに登場する予定の注目すべき29台のクルマ…今回は、その前編として注目の15台をご紹介します。

なお、ここに記載してある登場予定時期は、アメリカ市場に登場する年となります。

また登場予定時期は、新型コロナウイルスのパンデミック以前に発表されたものをもとにしています。このたびのパンデミックにより、生産体制の整備や、開発プロジェクトの延期・一時休止・遅延が生じている自動車メーカーも少なくありません。ご紹介している登場予定時期が変更される可能性があることもご了承ください。

1

アルファロメオ「GTV」(Alfa Romeo GTV)【 2021年登場予定】

 
CHRISTIAN SCHULTE//Car and Driver

アルファロメオの「ジュリア・クアドリフォリオ」を、愛さないわけにはいきません。そのスポーツセダンは走りの信頼性と、運転する喜び、そして、信じられないほどに美しいルックスを備えているのですから…。

となれば、例えば2ドアクーペのような、よりセクシーなフォルムになることを望まない方はいませんよね。 そんなことを思った多くの方々に朗報です。

アイコニックな「GTV」の名前を復活させ、「クアドリフォリオ」の505馬力ツインターボV-6エンジンの電動化バージョンが登場する見込みです。最大600馬力となる迫力ある走りを、今から期待しましょう。

2

アルファロメオ「トナーレ」(Alifa Romeo Tonale)【2021年登場予定】

 
ALFA ROMEO

既存の「ステルビオ」の弟モデルとして、BMW X1の良きライバルと目される新しいコンパクトSUVとして登場予定の、アルファロメオ新型「トナーレ」。高級サブコンパクトクロスオーバーの中でも、稀有な美しさを誇ります。さらに、アルファロメオ初のハイブリッドモデルとなります。

2019年のジュネーブモーターショーでは、コンセプトカーとして紹介されていましたが、市販モデルが2020年後半には登場する見込みです。価格は3万5000ドル(約370万円)前後と見られています。

3

アストンマーティン「ヴァンキッシュ」(Aston Martin Vanquish)【2024年登場予定】

 
ASTON MARTIN

アストンマーティンの新型「ヴァンキッシュ」は、フェラーリ「F8」や、ランボルギーニ「ウラカン」、マクラーレン「720S」や「765LT」など、時代を彩った憧れのスーパーカーを彷彿とさせるミッドエンジンのスーパーカーとなるでしょう。

2019年のジュネーブモーターショーで、コンセプトカーとしてお披露目されました。が、市場に投入されるのは2023年ころが見込まれており、30万ドル(約3100万円)以上のプライスタグが付けられるでしょう。

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4

アウディ「e-トロン GT」(Audi e-tron GT)【2021年登場予定】

 
JIM FETS//Car and Driver

アウディの電気自動車「e-トロン」は、「e-トロン クロスオーバー」に加えて、見た目も美しい「e-トロン GT」など、2021年に向けてそのラインナップを充実させています。

まず、誰の目にも明らかなこととして「e-トロン GT」は、テスラ「モデルS」の競合車となるべく登場します。アウディはこのクルマに、250マイル(約400km)以上の航続距離と、600馬力近くのパワーを実現させようとしています。

まるで映画『ブレードランナー』を思わせる近未来感あふれるエクステリアの下側には、母体となるフォルクスワーゲングループの一員であるポルシェのために開発された、「タイカンEV」用のJ1アーキテクチャーが搭載されています。

5

アウディ「Q4 e-トロン」(Audi Q4 e-tron)【2021年登場予定】

 
AUDI

アウディ「Q4 e-トロン」は、「e-トロン」や「e-トロン スポートバック」よりも小型で価格も手ごろ。クロスオーバー市場の中核を狙ったモデルで、もともとは2019年のジュネーブモーターショーでコンセプトカーとして発表されました。

米国市場においては4台目のアウディ初のEV車となりますが、電気自動車専用に設計されたフォルクスワーゲンののMEBアーキテクチャを使用するEVとしては、初のモデルとなります。

6

BMW「i8 M」【2024年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY RADOVAN VARICAK//Car and Driver

BMWは、プラグインハイブリッドのharo car(フラッグシップモデル)である「i8」の後継車に取り組んでいますが、それ自体は期待に応えるものではありませんでした。

2019年に発表されたコンセプトカー「BMW Vision M Next」でプレビューされたこのまだ名前のない後継車(私たちはそれを「i8 M」と呼ぶことにしました)は、先代モデルよりもパフォーマンスに重点を置いたものになるはずです。

また、そのレトロな「M1」にインスパイアされたスタイルによって、Bimmer(ビマー:BMWの英語圏での愛称)たちのハートに火をつける可能性は大と言えるでしょう。

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7

BMW「M3/M4」【2021年登場予定】

 
KGP PHOTOGRAPHY//Car and Driver

2020年に向けて新型3シリーズが発表されたように、BMWが新型3シリーズを発表するのは1~2年以内であり、そして、より高出力なMバージョンが登場すると見て間違いないでしょう。

この最新の「M3」と2ドアの「M4」では、ターボチャージャー付きの直列6気筒エンジンから500馬力以上のパワーを発揮し、通常の3シリーズや4シリーズよりもハードコアな体験を提供することが期待されています。

今回リークされた写真などから判断すると、「M3」も「M4」も新型4シリーズに見られる大きなキドニーグリルを採用することが見て取れます。

8

キャデラック「CT5-V ブラックウィング」(Cadillac CT5-V Blackwing)【2021年登場予定】

 
20th Century Studios

「CT5-V ブラックウィング」は、市場で最もホットでサーキット走行に対応したスポーツセダンの一つになることをここでお約束します。キャデラックはこのモデルが、AMGやBMWのMシリーズ、アウディのRSモデルの競合車となることを目指しています。

その争いを勝ち抜くためにも、550馬力のツインターボ4.2リッターブラックウィングV-8ではなく、「CTS-V」の6.2リッタースーパーチャージドV-8エンジンの最新バージョンを搭載する予定となっています。出力は650馬力。10速オートマチックと6速マニュアルの2種類が用意されると予想されています。

9

シボレー「コルベットZ06」(Chevrolet Corvette Z06)【2022年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY BEN SUMMERELL-YOUDE/FOX SYNDICATION//Car and Driver

 性能モデルの第一弾となります。2021年初頭に2022年モデルとして発売され、価格は約8万5000ドル(約900万円)からと見られています。

自然吸気DOHC 32バルブ 5.5リッター V-8エンジンを搭載し、フェラーリに搭載されたV-8エンジンのような平板クランクを採用。600馬力以上のパワーを持つと予想されます。

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10

フェラーリ「プロサングSUV」(Ferrari Purosangue SUV)【2022年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY CHRISTIAN SCHULTE//Car and Driver

イタリアの“跳ね馬”はついに、飛躍します。なんと、SUVモデルが制作段階に入っているのです。カーレースにおける輝かしい成績によってブランドの価値を高めてきたフェラーリだけに、今回の新プロジェクトはブランドの新たなるチャプターの始まりと言えるでしょう。

現状では、この新たなモデルはイタリア語で「サラブレッド」を意味する「プロサング」という名前で呼ばれています。

クルマのパフォーマンス面ではなく、価格だけで考えるのであれば、ベントレーの「ベンタイガ」、ランボルギーニの「ウルス」、ロールス・ロイスの「カリナン」などが競合車となり、市場に迎えられることになりそうです。

11

フォード「フュージョン アクティブ」(Ford Fusion Active)【2022年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY BEN SUMMERELL-YOUDE/FOX SYNDICATION//Car and Driver

SUVに熱狂的なアメリカの自動車市場でステーションワゴンを販売することは、メーカーにとって「リスクの高い賭け」と言えるかもしれません。

しかしフォードが、2020年末か2021年初めに「フュージョン セダン」を販売しなくなったとすれば話は別です。

ときには批判されながらも、実用性の高さ認められているそのモデルの改良版に当たるこの「フュージョン アクティブ」は、フォードのショールームに訪れる多くの客の目に留まることになるでしょう。

12

GMC「ハマーEV SUT」(GMC Hummer EV SUT)【2022年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY RADOVAN VARICAK//Car and Driver

2010年に惜しまれつつも、販売終了を迎えたGM(ゼネラルモーターズ)のハマーブランド。その燃費の悪さでも有名かもしれませんが、なんと2022年にGMCのサブブランドとなり、電気自動車として復活するという怒涛の展開を見せています。

しかしながら、その試金石とも言えるピックアップトラックのGMC「ハマーEV SUT」については、今のところ多くはわかっていません。GMが明らかにしていることと言えば、1000馬力で0-60マイル(時速約97km)がわずか3秒ということのみです。

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13

ヒュンダイ「RM20N」(Hyundai RM20 N)【2023年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY RADOVAN VARICAK//Car and Driver

ミッドエンジンセグメントのニューカマーの中でも、ヒュンダイの「RM20N」ほど、現在のスポーツカーの流行を取り入れているモデルはないでしょう。

14

ヒュンダイ「サンタクルーズ」【Hyundai Santa Cruz)/ 2021年登場予定】

 
ILLUSTRATION BY RADOVAN VARICAK//Car and Driver

ピックアップトラック市場への進出となる、ヒュンダイ「サンタクルーズ」 。このクルマはアメリカの自動車メーカーが歩んできた道というよりも、ホンダのピックアップトラック市場への参入方法を踏襲(とうしゅう)しています。

ヒュンダイ「サンタフェ」の2.4リットルエンジンと、ターボチャージャー付き2.0リットル直列4気筒エンジンに、8速オートマチック全輪駆動を組み合わせたモデルになることが見込まれています。

15

ジャガー「XJ」(Jaguar XJ)【2021年登場予定】

 
RADOVAN VARICAK

ジャガーのフルサイズセダン「XJ」は、少しずつ年季が入ってきているのは否めませんでした。ですが、この魅力的なエクステリアを見れば、そんなことに思う方は少なくなるでしょう。

ジャガーは2021年に向けて、「XJ」を一新することを検討しています(最近では、どれほどハンサムなモデルであっても、そういったことを行うケースが多いのが現状です)。

そしてジャガーには、大胆な計画があるようです。次期「XJ」はピュアEVとなり、航続距離は約300マイル(約483キロ)、DC急速充電が可能となる見込みなのです。

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16
Text, Font,

ポールスター。ついにコンセプトカーの「プリセプト」生産へ!

カリフォルニア州、2035年までに「ガソリン車の新車販売を禁止」へ。EV開発に拍車が掛かるか⁉

Source / Car and Driver
Translate / Esquire JP
※この翻訳は抄訳です

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