生粋のイギリス車である「レンジローバー」の5世代目。2022年に日本上陸したばかりの新型「レンジローバー」に、建築ユニット「KDa(クライン ダイサム アーキテクツ)」を主宰するアストリッド・クライン氏とマーク・ダイサム氏が試乗しました。モダンと洗練を究めたその静と動、あらゆる要素と世界観を、「代官山T-SITE/蔦屋書店」などの作品を通して世に問うてきた、気鋭の建築家の視点から解き明かしてもらいます。

注目の建築家は
生粋の「レンジローバー」オーナーでした

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Munenori Nakamura
「みんながもっと楽しく暮らせて親しみやすい、街のランドマークをつくりたいとずっと願っています」とマーク・ダイサム(写真左)。「建築はアートの一つ。心を動かすエモーショナルなものをつくることが、建築家にとって大事なことだと考えています」とアストリッド・クライン(写真右)。ちなみにこの車両は、この日試乗してもらった「レンジローバーSVセレニティ」。マークが所有する「レンジローバー」とは異なります。

見慣れた街だからこそ、その建築や都市計画は強く意識されないものかもしれません。それだけに、「代官山T-SITE/蔦屋書店や銀座プレイス、カルティエ 心斎橋ブティックに星野リゾート リゾナーレ那須 POKO POKOといった日本の街の景観を代表する施設の数々が同じクリエイターの手によって生み出された作品」と聞くと、少なからず驚くかもしれません。それらを手がけたのが、気鋭の建築事務所「クライン ダイサム アーキテクツ(以下、KDa)」です。

KDaはイタリア出身のアストリッド・クライン氏と、イギリス出身のマーク・ダイサム氏の二人によって1991年に東京で立ち上げられました。ロンドンにあるロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んだ後、日本の伊東豊雄建築設計事務所で経験を積んだ二人です。「伝統はあれど、制約が少なく新しいものを強く志向する——そんな東京そのものに惹かれた」と二人は語ります。1996年にはもう一人の建築家、久山幸成氏(以下敬称略)がユニットに加わりました。

建築関連の国際会議などで世界各地へ忙しく飛び回る一方で、顧客から膨大な数のプロジェクトを請け負っているKDaですが、このアトリエのような建築事務所を主宰する二人は、実は生粋の「レンジローバー」愛好家。マークは自動車免許を取得して以来、車は「レンジローバー」一筋です。

「東京で16年間乗り継いできましたが、『レンジローバー』はまさにアイコニックなイギリス車ですね。ファッショナブル過ぎず、かと言ってベーシックでもなく、シンプルで流行にとらわれることもありません。50年以上前の初代から新世代まで、ベルトラインからウエストラインが同じ線で、まさにタイムレスなデザイン。どの世代の『レンジローバー』も、すぐにそれとわかります」

マークとアストリッドの考える
「LEAD BY EXAMPLE」とは?

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Mamoru Kawakami
トップダウンで任務を遂行するのではなく、好奇心から知的冒険という「挑戦」が広がることを、そしてそのパワーがチームに染み渡っていくことを熟知しているマークとアストリッド。少人数から構成されるプロジェクトチームにおいては、アートディレクションをする感覚でスタッフと接していると話します。

KDaを主宰する二人は熟練の建築家であると同時に、多彩なバックグラウンドを持つ20名近いスタッフを、マルチリンガルの環境下で束ねるチームリーダーでもあります。比類なきリーダーシップを発揮し、建築で街の姿を変える。そして、そこに集まる人々に新たな行動を促し、新しいスタンダードを日本に生み出し続ける。そんな二人の姿は、「LEAD BY EXAMPLE」を通奏低音として掲げ、新しい挑戦を恐れることなく、自らの行動によって周りと共鳴しながら高みを目指す新型「レンジローバー」の姿と重なります。

「建築のプロジェクトは大抵2~3年、ときにはそれ以上かかる長期スパンで動きます。スタッフとの関係性はリーダーシップの基本でもありますが、見積りから施工まで精神的に厳しいときも含めて長時間にわたるからこそ、チーム内でのポジティブな雰囲気づくりが必要だと考えています」と、自身の考えるリーダーシップについて語るマーク。アストリッドもそれに同調します。

「リーダーシップに必要なのは、自分がハッピーでいること。そして、ポジティブなスタンスでいること。人間誰でもハッピーな人と一緒にいたいもの。スタッフにも毎日ハッピーに過ごしてもらうほうが、仕事も上手く回ります」

抱えきれないほどの数のプロジェクトを同時進行させる中で、チームとしての成果の質を上げるには、リーダーとしてどのような信念で臨むのでしょうか。アストリッドは次のように秘密のレシピを教えてくれます。

「(経験がある分)私たち二人には先に問題点ばかりが見えてしまいがちです。が、何か新たな問題が生じた際には、『問題を問題』としてスタッフに見せるのではなく、『新しい挑戦』だと捉えてもらえるように気を配っています。そしてプロジェクトを成功させるためには、何に対しても好奇心を持つことが大切です。とは言っても、人ってそれぞれ興味を持つところが違いますよね。リーダーがそれらを上手くまとめることで、さらに面白いものへとたどり着くことも少なくありません。良いリーダーシップには柔軟性が不可欠ですし、スタッフみんなの意見をきちんと聞いてあげることが必要となります」

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Mamoru Kawakami
これまでで最大の挑戦とは?と問いてみると、「まだ若くて経験のなかった頃、自分の提案の良さを伝えること、プロジェクトに捧げた自分の情熱を伝えることが最大の挑戦でした」とアストリッド。「日々、新しいものを探す挑戦を繰り返しています。確かにスリリングで最も大変ですが、一番好きなチャレンジでもあります」とマーク。

興味や好奇心が人をつなぎ、新たな行動を生むカギとなる。その原理はKDaの建築そのものにも表れています。例えば、KDaがデザインした中目黒の蔦屋書店のことを、二人は「街のロビー」と定義します。

「立地は中目黒駅の目と鼻の先。ガード下にある小型店舗ですが、駅を降りたら書店の中にいる人も目に入りやすいようにデザインしています。友だちと待ち合わせをしたり、電車に乗る前にちょっと調べものをしたりと、中目黒という街のロビーや受付のように使ってもらえたらと考えました(マーク)」

代官山-SITEの蔦屋書店で目指したのは、「体験や出会いのある書店」。店内にはライフスタイルのジャンルごとに雑誌が平置きされたゾーンが、店舗に一本の背骨のように横方向に走ります。そこから枝分かれするように、縦方向のスペースに向けて関連書籍やグッズが並べられ、ライフスタイルを軸にしてシームレスに店舗をブラウジングできる展開となっているのです。

「私たちのつくり出した空間は、“ソーシャル・リテール”。ブラウジングの最後にコンシェルジュに自分の興味を伝えれば、さらにリアルな体験へとつながります。例えば、『オリエンタルな料理』と伝えれば、コンシェルジュからは『2カ月後に湘南T-SITEでそのテーマの教室があるので連絡しますね』となるわけです。それまで行動様式の違う人が、雑誌から本、モノ、サービスへと、リアルの体験に入ってもらうことで、いろいろな出会いのある書店となる。本に体験が不随してくる点を大切にしながらデザインを考えました」

 
Koichi Torimura
KDaが手掛けた作品|相馬 こどものみんなの家
 
Nacása & Partners Inc.
KDaが手掛けた作品|代官山T-SITE/蔦屋書店
 
Cartier
KDaが手掛けた作品|カルティエ 心斎橋ブティック
 
Nacása & Partners Inc.
KDaが手掛けた作品|Ginza Place

数多くの人気建築を発表し、日本の街を変え、そこに集う人間の行動やライフスタイルに変化のきっかけを生み出してきたKDa。すでに十分な成功や名声を得ても、常に新たな挑戦を続けられる理由とは一体何か? 二人が思い浮かべるイメージは「テーラードスーツ」だと言います。

「求められるものはプロジェクトごとに違います。だから、お客さまのカスタムテーラーになることをイメージしています。ちょっと個性的なポイントを付けてみたり、プロジェクト自体のユニークなエッセンスを取り出してみたり。そういうプロセスに似ていますね」と、アストリッドは言います。

「私たちには定型のレシピもスタイルもなく、常に新しいモノを探しています。『今回の建築』のイメージをその都度探そうとするから、挑戦を続けることができるし、最終的に新しいものが見つかるのだと思います」とマーク。

いざ試乗。建築家ならではの目線で
新型「レンジローバー」の
真価を語ります

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Motosuke Fujii
「『レンジローバー』はサイズは大きいけれど運転しやすい車。ドライビングポジションが高いうえにウインドウの視界も広いので、景色がよく見えるところも気に入っています。車に乗っていると、つい街の表情と建築を眺めてしまいます。建築家は、やっぱり建物をよく見たいんですよ(笑)」とアストリッド。

あいにく、新型「レンジローバー」に二人が試乗する日の朝は小雨模様。それでもなお「とても英国的な天気だね」とポジティブに捉える二人は、建築家として好奇心の赴くまま、まずはエクステリアデザインに視線を走らせます。車と対面したマークは開口一番、「本当に無駄な線がなくてシンプルですね」とファーストインプレッションを語り始めました。

「ボンネットのラインからウエストラインがリアまで続くのは50年以上、同じ線で伝統的なところですね。サイドウインドウとボディの間にあるはずのウェザーストリップ、つまりゴムも巧みに隠して段差をなくしています。全体のプレゼンスも、アーチの深さも含めて後ろから見たときの姿勢が素晴らしい。やはりウェザーストリップのゴムを見せないことで、ガラスもボディサイドもすっきりさせたことが大きいのでしょうか。それを活かし、全てのガラスがワンピースでつながっているように見せてしまう点も凄いですね」

マークが全体のシルエットや構成を分析すると、アストリッドが全体のトーンや仕上げについて細かな指摘をします。

「車の外観からは、リラックスした感じがそこはかとなく漂ってきます。下手に力んだり、無理やり豪華にデコラティブにした雰囲気がなく、この車はノンシャランとしていて力みがない。絶妙なシンプリシティとリラックスラグジュアリーさを感じさせます。ブロンズやシルバーのアクセントもさっぱりと控えめ。スッとドアハンドルがせり出すスムーズでシンプルな面構成なのに、カーブを多用し過ぎないところにも好感が持てます」

【RANGE ROVER】
 
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Motosuke Fujii
チームスタッフとプレゼンに向かう際にも「レンジローバー」で移動。「車内で最終的な打ち合わせをすることもありますね」とマーク。「『レンジローバー』のインテリアは広々しているから、部屋にいる感覚です。狭苦しいところに押し込められた感じがしなくて、リラックスできるから会話もしやすいですね」と続けます。

そしていよいよ、試乗した撮影セッションへ。マークがステアリングを握り、早朝の都内を走らせます。

「V8ツインスクロールターボが“シルキー”と形容したくなるほど滑らかで力強い。静粛性がワンランクアップしていることが実感できます。停車している様子をリアから眺めているときから、ロングホイールベースのたたずまいが素敵だと感じていましたが、それが乗り心地にも貢献しています。ロングホイールベースではあってもリアステアのおかげで小回りもよく効きますし、まるでサルーンのような身のこなしまで、本当にひとつひとつが密に絡んでいます。

インテリアも素敵ですね。エアコンのベンチレーションが専用パーツで、その線が真っ直ぐ水平を強調している点が気に入りました。インテリアのどこか特定のパーツが変わったと言うよりも、インターフェイスそのものが刷新されていて、スタンダードごと上がったような印象を受けました」

補うように、アストリッドが自分の印象で言葉を接ぎます。

「今回乗った『レンジローバーSVセレニティ』では、シフトレバーやその周りのダイヤルスイッチには白いセラミックが使用されています。ハイエンド車と言えば、アルミやカーボンが使われることが多いと思いますが、白いセラミックとレザーの組み合わせがとても斬新ですね。これを採用するのに勇気が要ったと思います。黒いスイッチと比べて、見つけやすいのも白ならではの利点。そういうところが、新しいインターフェイスとして優れていると思います」

リーダーとしての矜持は
新型「レンジローバー」と共鳴します

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Munenori Nakamura

冷たい小雨とともに朝を迎えたこの日の天気は、まるで「一日の内に全ての空模様が存在する」と言われるイギリスのように小雨から曇りへ、そして晴れへと目まぐるしく変わっていきました。試乗と撮影を終えて雲間から光が差し始めたころ、今回の取材の最後に、気になる質問を投げかけてみました。街に出れば数多のSUVを見かけるようになった現在、二人にとって「レンジローバー」に乗ることにはどのような意味があるのか——。熟考した後、まずはマークが切り出します。

「『レンジローバー』はラグジュアリーSUVの黎明期からリーダーとして君臨し、今もなおこのカテゴリーのトップランナーです。絶対の存在感とヘリテージとして積み上げた価値観に満ちていますが、その威厳を無理矢理押しつけるのではなく、カジュアルにたたずんでいます。そしてどこに行っても、『レンジローバー』としてのスタンダードを設定する車だと感じています」

「『レンジローバー』で初めてお客さまに会いに行くことは、名刺のようなところがあって、こちらのスタンダードが伝わるんです」とアストリッド。

「『レンジローバー』は、私たちが心に抱く“スタンダード”そのものと言えます。つまり、常に『このレベルで仕事を一緒にやりましょう』というメッセージとガイドラインがここにあるというわけです。この車は心を動かすものであり、卓越したクオリティを擁し、しかもタイムレス——。私たち自身もそういったプロジェクトを目指して行きたい——そんなモチベーションを常に上げれくれる最高のパートナーでもあるのです」


「レンジローバー」が、ハイエンドなイギリス車であることは間違いありません。ですが、それは決して上から目線のハイエンドではなく、あくまでも寄り添うように、ともに巻き込んでいくようなハイエンドとして存在します。積み重ねられた伝統や単なる革新だけでは語り尽くせない、「アンダーステイトメント」の何たるかを新しい「レンジローバー」は示してくれています。

KDaのみならず、日本の建築界の一翼を担うマークとアストリッド。生粋の「レンジローバー」オーナーである二人の話に耳を傾けていると、好奇心は未知の領域へと踏み込むためのエンジンではなく、次なる挑戦に向けたエネルギーそのものであることが察せられます。それはまさに「LEAD BY EXAMPLE」をうたう、「レンジローバー」の姿と二人が共鳴した瞬間でもありました。

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Mamoru Kawakami

■PROFILE
アストリッド・クライン/イタリア・パレーゼ生まれ。1989年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了後来日し、伊東豊雄建築設計事務所を経て、1991年にマーク・ダイサムと共に、建築、インテリア、インスタレーションといった様々なジャンルのデザインを手掛けるクライン ダイサム アーキテクツ (KDa) を設立。武蔵野美術大学の客員教授や建築家の伊東豊雄氏が主催する子ども建築塾の講師として教鞭を執る等、世界各国での講演に招かれるなど精力的に活動を続ける。

マーク・ダイサム/英国・ノーサンプトンシャー生まれ。ロンドンのロイヤル · カレッジ · オブ · アートで建築を学び、1989年に来日。伊東豊雄建築設計事務所を経て、1991年アストリッド・クラインと共にKDaを設立。代表作に代官山T-SITE/蔦屋書店(2011)、GINZA PLACE (2016)、Open House(バンコク、2017)、カルティエ 心斎橋ブティック(2021)などがある。また国内の大学での講義や、国際的なデザインイベントのゲストスピーカーなども行う。2000年には、これまでの日本におけるブリティッシュデザインへの貢献が認められ、名誉大英勲章 MBE (Member of the British Empire medal)の称号を英国女王より授かる。

二人は東日本大震災をきっかけに発足したNPO法人HOME-FOR-ALLの理事を務め、毎年秋の10日間東京の街全体がデザインとアートのミュージアムとなるDESIGNART TOKYOの創設メンバーでもある。

2003年に創設した「20枚の画像×20秒」のプレゼンテーションで知られる「PechaKucha Night」は、クリエイターたちの出会いや発表の場として世界中に広がり、約1,300の都市で開催されている。


RANGE ROVER SV

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Jaguar Land Rover

「レンジローバーSV」は歴代モデルの中でも最高の到達点にある新型レンジローバーの、トップ・オブ・レンジです。豊富な選択肢がある「レンジローバーSV」には「SVセレニティ」と「SVイントレピッド」の2つのデザインテーマがあらかじめ用意されています。今回、お二人にはピュアなラグジュアリーと、さりげないアクセントが個性を感じさせる「SVセレニティ」にご試乗いただきました。

まず外装は、「SV」専用のフロントグリル&バンパーとデュオトーンのRANGE ROVERスクリプト、グロスホワイトセラミックのバッジが特徴。内装では、SVセミアニリンレザーを採用するシートとセラミックのコントロールダイヤル&ボタンが、専用仕立てとなっています。さらに「SV」ならではのパーソナライゼーションとして、象嵌(ぞうがん)つきのウッドパネルなども選択可能。ゆったりとした後席にはより大型の13.3インチタッチスクリーンを2台、備えつけられるのも「SV」ならではの特長です。

加えてロングホイールベースモデルに「SVシグネチャースイート」という、ラグジュアリーを究めた4シーター仕様が用意されている点も、「SV」ならではのアドバンテージ。フルレングスリアコンソールに仕切られた後席には、電動デプロイアブルクラブテーブルや専用のクリスタルグラスが備わっています。クーラーボックスやリアタッチスクリーンコントローラーといった装備と併せ、スイートルームやファーストクラスにも比肩する充実したアメニティをも愉しみながら、快適に移動できる「レンジローバー」です。

  • サイズ(全長 × 全幅 × 全高、ホイールベース):5058 × 2209 × 1870mm、2997mm/5258 × 2209 × 1870mm、3197mm(ロングホイールベース)
  • 乗車定員:5名/4名(「SVシグネチャー」)
  • エンジン:「P510e」PHEV 3.0リッター直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン、最高出力294kW/400PS、最大トルク550N・m 電動モーター:最高出力 105kW/143PS、最大トルク275 N・m
  • エンジン:「P530」ガソリン 4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジン、最高出力390kW/530PS、最大トルク750N・m
  • 右ハンドル 、8速AT 、AWD
  • 車両価格(税込): 2551万円~ / 2858万円~(ロングホイールベース)

    ●お問い合わせ先
    ランドローバーコール
    TEL 0120-18-5568
    公式サイト


    Model /Astrid Klein, Mark Dytham(KDa)
    Photo / Mamoru Kawakami, Motosuke Fujii, Munenori Nakamura
    Text / Kazuhiro Nanyo
    Video Direct / Yuzuru Nakatani
    Video Produce / Tomohiro Yasuda (Hearst Digital Japan)
    Edit / Ryutaro Hayashi (Hearst Digital Japan)