• 中国に住むオス猫のシャオピくんは、猫をケージに入れずに放置したペットホテルに預けられ、少なくとも5匹のメス猫と交尾していたことがわかりました。
  • 8時間におよぶ連続交尾により、疲れはてたシャオピくんは翌日、ブドウ糖の点滴を受けなければなりませんでした。
  • ペットホテルはメス猫を妊娠させた責任は、シャオピくんの飼い主にあると主張。
  • 飼い主は、「去勢されていないことを事前に伝えたのだから、放し飼いにしたホテルの責任では? 空腹で8時間も交尾させたせいで必要になった点滴代を、弁償してください!」と苦情を訴えました。
  • シャオピくんの名前は北京語で、「オナラちゃん」または「いたずらっこ」という意味だそうで、ぴったりだと話題になりました。

 中国に住むオス猫のシャオピくんは、ある日ペットホテルに預けられました。

 このホテルのスタッフは、猫たちをケージに入れずに放置したまま帰宅。その夜シャオピくんは、5匹のメス猫と交尾していました。「翌朝、飼い主が迎えに行くと、シャオピくんは体力を激しく消耗。ブドウ糖の点滴が必要なほどだった」と「ニュージーランド・ヘラルド」紙が報道しています。

 この件に関して飼い主であるチャオ氏は激怒しており、この悪夢についてネットに投稿。事のあらまし(つまり猫の乱交騒ぎ)を説明しました。

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 チャオ氏とその妻は、シャオピくん(北京語で「オナラちゃん」または「いたずらっこ」という意味)をペットホテルに一晩預けました。しっかり管理が行き届いたペットホテルだと思っていたそうですが、ずさんな管理状況が後ほど明らかになります。

 預ける際、シャオピくんが去勢していないことをスタッフにしっかり伝えていたにも関わらず、他の去勢されていない可能性のあるメス猫たちと同じ場所に放し飼いされていました。

 というのも、その夜、スタッフは餌をやるためにすべてのケージの扉を開けたあと、猫がホテル内を自由に歩き回れる状態で帰宅していたのです。

 安心して預けたはずのペットホテルで、ぞんざいな扱いを受けていたことを聞いたチャオ氏は激怒。後々、防犯カメラの映像を確認すると、午後10時40分から朝の5時までの間に、シャオピくんが少なくとも5匹のメスと交尾する様子が確認できたと言います(もっと多い可能性もありますが、確認できたのは5匹だけでした)。

 さらにひどいことに、ホテルは日中シャオピくんに餌も与えていなかったことがわかりました。人間でも1日食事抜きでは、人と話す気分にすらならなりません。ですが、そんな状況でもシャオピくんは、8時間におよぶ“どんちゃん騒ぎ”をしたシャオピくんのパワーに驚く人も多いでしょう。そして、疲れ切って点滴が必要になったのも頷けることでしょう。

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ZHU YUN XIAO / EYEEM
シャオピくんではありませんが、同じ種類のロシアンブルーの疲れ切った姿です。

 極めつけに、このホテルはメス猫の飼い主たちのクレームを受け、チャオ氏に妊娠させた責任をなすりつけようとしたというのです。これに対してチャオ氏は、さらに激怒。「去勢されていないと伝えましたよね。そちらがうちの猫を放置したせいで、疲れはててブドウ糖の点滴を受けているんですよ!」と反撃したのです(正確に、このように発言したわけではありません)。

 「ニュージーランド・ヘラルド」紙によると、結果としてペットホテル側は、チャオ氏に謝罪して点滴代を弁償、妊娠したメス猫の飼い主たちにも500人民元(約7600円)を支払ったと言います。

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 これは、お金で解決できる問題ではありませんし、シャオピくんや妊娠したメス猫たち、その飼い主にはとても気の毒な出来事です。

 ペットを飼っている皆さんは、大切な相棒がこのように思いがけない事故に巻き込まれてしまわないよう、獣医さんと相談しながら最善の策をとっておくことを強くおすすめします。

From COSMOPOLITAN US
Translation / Yuka Ogasawara
※この翻訳は抄訳です。