2020年3月9日、ロンドン・ウエストミンスター大聖堂でイギリス連邦記念日を祝う式典が行われました。そこには、主要な王族として最後の公務を行うサセックス公爵ハリー王子とメーガン妃の姿がありました。

 エリザベス女王を始めとする王族やボリス・ジョンソン首相なども参加し、読唇術とボディランゲージの専門家たちは、ハリー王子たちのコミュニケーションの様子をうかがっていました。

 もちろん多くの脚光を浴びたのは、メーガン妃が公務で着た最後のドレス。この日、エミリア・ウィックステッドのケープドレスとウィリアム・チェンバーズの帽子を着用していましたが、実はハリー王子のスーツにも隠されたメッセージがあったのです。

 風が吹いて、ハリー王子のポール・スミスのスーツのジャケットがめくれると…裏地のカラーがメーガン妃のドレスの色と同じ明るいエメラルドグリーンだったのです。

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 メーガン妃へのマスコミの過度な注目を懸念していたことも、王室を退く原因の一つであったと報道されています。母であるダイアナ妃を交通事故で亡くしたことも、後ろ髪を引かれるような思いだったはずです。しかし、生まれ育った環境を離れてでも、ハリー王子がメーガン妃を大切に思う気持ちは変わらないということがこの密かなメッセージに隠されていたと言えるでしょう。

 また、2人は先日ロイヤル・アルバート・ホールで行われたMountbatten Festival of Musicでも、ペアルックを披露しています。ハリー王子は赤い軍服、メーガン妃はサフィヤのケープドレスを着用していました。

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 これからしばらくは、カナダで生活を過ごすと言います。そうなれば、きっとパーカーを着てベビーカーを押したり、ウィンドブレーカーでランニングする姿が目撃されることでしょう。でも皆さん、そのとき思い出してください。このお二人の最後の公の場には、互いに思いを込めたリンクコーデ(ペアルック)で締めくくったという事実を。

Source / ESQUIRE UK