国家の代表である大統領、4年の任期の間に人相も変わってしまうほど色んなことがあるのでしょう…。
過去50年間の間に大統領に就任した9人。「就任前と退任後の顔つきが違う」と噂の的になりやすい米大統領ですが、はたしてその噂は本当なのか? ここで検証してみました。
”大統領”という特別な地位についた彼らに、任期中に起こる1日の出来事は1つや2つではありません。 そんな多忙な日々を4年、もしくは8年過ごしたのちの形相はどうなっているのか。疲れ切った顔になったり、傲慢な顔つきになっていたり、はたまた単純に老け込んでいたり…歴代米大統領9人のビフォーアフターをご覧ください。
任期は1963年から1969年。1961年に副大統領に就任。しかし、1963年11月22日にケネディ大統領暗殺事件が起こり、大統領に昇格し、政権を引き継ぎました。
任期は1969年から1974年。1960年の大統領選で故・ジョン・F・ケネディ元大統領に敗れたものの、1968年には再び大統領選へ。そして当選し、第37第米国大統領に就任しました。大統領再選を目指したものの、1972年にウォーターゲート事件を起こし、再選後の1974年に大統領辞任に追い込まれました。これまで、任期中に辞職した大統領は唯一彼だけです。
任期は1974年から1977年。1973年にスピロ・アグニュー氏が副大統領を辞任した後、異例の大統領指名と上下両院の承認を得て副大統領に就任。さらにその翌年の1974年に、リチャード・ニクソン元大統領の大統領辞任を受け、大統領に昇格しました。大統領選挙を経ずに大統領になったものの、1976年の大統領選では敗れてしまいました。
任期は1977年から1981年。1976年の大統領選でジェラルド・R・フォード元大統領を破り、大統領に就任しました。就任時の彼のイメージは「いつも満面の笑顔」というものでしたが、「年々そのイメージが薄くなっていった」と言われている大統領の1人です。
細目で笑うイメージから、眉間のしわがくっきりと残る人相へと変容していったことが確認できる写真です。
任期は 1981年から1989年。俳優業から政治家に転職し、1968年に大統領選に初出馬。1980年に行われた大統領選でジミー・カーター元大統領を破り、当選しました。1984年に行われた大統領選でも、ウォルター・モンデール 元副大統領を破り、再当選し2期に渡り大統領職に務めました。
任期は1989年から1993年。1981年から89年までレーガン政権のもとで副大統領を務めたのち、1988年の大統領選に当選しました。しかし、1992年の大統領選で再選を狙うものの、ビル・クリントン元大統領に惨敗するという結果に終わってしまいました。
任期は1993年から2001年。1992年に行われた大統領選で、 ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領を破って当選。さらに、1996年の大統領選でも再選をはたし、2期に渡り大統領職に就きました。
8年の任期を経ても、豊富な髪は健在だったようです。
任期は2001年から2009年。ジョージ・H・W・ブッシュの長男である彼は、なるべくしてなった大統領です。2000年の大統領選でビル・クリントン政権で8年副大統領を務めていたアル・ゴア元副大統領を破り、当選しました。2004年の大統領選でも、ジョン・ケリー議員を破り再当選をはたし、2期に渡り大統領職を務めました。
父親のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領は、彼が大統領就任から退任までの間見守り続け、2018年11月現在もご存命で、歴代大統領の中で最高齢の人物となりました。
任期は2009年から2017年。2008年に行われた大統領選で、ジョン・マケイン議員を破り当選しました。さらに、2013年にはヒラリー・クリントン議員を破り、再当選しました。
任期は2017年から2018年11月現在。実業家から大統領に転身し、2016年の大統領選でヒラリー・クリントン議員を破り当選しました。写真は2017年のもの。他の歴代大統領と比べると…最初から退任時のような表情をしている場合が多いような…。
大統領就任からもうすぐ約2年が経過しますが、トレードマークの赤いネクタイや髪型の分け目、そして体格などなど…驚くほどそのままです。 《おすすめ記事》『米国のアイコン、ジョン・F・ケネディ・ジュニアの生涯を振り返る30枚』 『ロシアのハッカー、トランプ大統領のジョークから5時間後に、ヒラリー氏のEメールを標的に』
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