アメリカでは、連日このセクハラ騒動が大きく取り上げられ、この事件に触発された大物女優たちが次々と女性の権利のために声を上げ続けています…。

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2017年09月11日、NYファッションウィークにて。

――この波紋は、モデル業界にも広がっていたのでした。

 今回、米国ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」でトップモデル"エンジェル"として活躍するサラ・サンパイオも、自身が受けたセクハラ被害をインスタグラムで勇気をもって告発。

 フランスの男性向け雑誌『Lui』の撮影時、「ヌードにはならない」という合意のもとで出演を承諾していたにも関わらず、現場では「ヌードになるよう」執拗に迫られ、その表紙に自身ヌード写真を掲載されたと主張しています。

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 「告発することは怖く、躊躇していました。ですが、フランス男性誌『Lui』で受けた経験を話します――『ルイ』との契約書には、ヌードにはならないという条項があったにも関わらず、撮影現場でヌードになれと迫られました。『なぜ乳首を見せない? なぜフルヌードにならないのか?』と問い詰められたのです」

 撮影中、“ヌード撮影はしない”という意思を表明し続け、できるだけ服で体をカバーし続けたというサラ。

 
 撮影終了後に写真を確認した際、彼女の体の一部分が露出しているのを発見したため、「使用しないようにと念を押した」にも関わらず、その写真が無断で使用され、さらに表紙になっていたと言います。

 ヌード写真が掲載された号はすでに販売されており、サラは法的措置を取る手続きを進めていると言います。

 
 「モデルとして、女性として、私たちはともに立ち上がり、ふさわしい敬意を求めていく必要があります。私たちは自分の体、イメージ、人生について、自分自身で決めていく権利を持っています」と発信しているサラ。

 今回のセクハラ騒動がただのニュースとしてではなく、勇気ある女性たちが声を上げて業界全体を良い方向へ動かしていくに違いありません。