映画『アクアマン』
DCコミックスから誕生した、ヒーロー軍団の壮絶なバトルが描かれた『ジャスティス・リーグ』が公開されて、すでに1年以上が経ちます。
作品には、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンら人気ヒーローが目白押しで注目されましたが、そんなヒーロー軍団で異彩を放っていたのがアクアマンです。睨(にら)みを利かせた眼差に加えて強靭な肉体…そして、生真面目な性格は良い意味で強いインパクトを残しました。
そんなアクアマンの単独主役作品、『アクアマン』がこのたび公開されます。
『ジャスティス・リーグ』では、あまり描かれなかった彼の生い立ちやアトランティス帝国の全貌が本作で明らかになります。そして何よりも、アクアマンの内面が丁寧に描かれており、ストーリーの仕立て方も心に染み入るシーンも多々存在しています。そして、予告編で垣間見ることのできるスピーディーな海中アクションも、見どころの一つとなっています。
アトランティス帝国の元女王アトランナ(ニコール・キッドマン)と普通の人間であるトム(テムエラ・モリソン)の間に生まれたアーサー(ジェイソン・モモア)。幼少期から海洋生物と意思疎通ができる彼は、自分の特殊な力に次第に気づきはじめます。
そんな中、アトランティスの軍人がアトランナの目の前に現れ、「アトランティスに帰ってきてください」と告げます。そして、夫トムと息子アーサーの守るためにも…と、アトランナは元の世界へと戻ることに。その後父と一緒に思春期を過ごしたアーサーは、自然とアクアマンへと成長するのでした。
本作では、魅力あふれるキャストがそれぞれの役を熱演しています。
ヒロイン・メラ役はハリウッドでトップクラスの美女アンバー・ハードが演じ、彼女の父親役には「ロッキー」シリーズでドラゴ役を演じたドルフ・ラングレンが演じます。また、アクアマンの良き理解者であるバルゴ役にはウィレム・デフォーが、そして、アクアマンの母親アトランナ役には前出どおりニコール・キッドマンが演じています。実力派俳優が勢揃いしている本作では、それぞれがこの物語に欠かせないピースとなっており、クライマックスシーンでのそれぞれの個性のぶつかり合いに、皆さんはきっとスクリーンへとさらに引き込まれるはずです。
予告編では主に、海中でのアクションシーンが披露されていますが、まるで水中版「スター・ウォーズ」を鑑賞しているような感覚になるでしょう。また陸でも力を発揮するアクアマンのアクションシーンは、格闘技を観ているような気分となり、こちらも爽快感を得ることでしょう。
ストーリー良し、キャラクター&キャスト良し、アクション良し…と、すべてが最高のこのヒーロー映画は、鑑賞後の皆さんの評価はきっとピークへと達することでしょう。ぜひ、IMAXシアターでのご鑑賞をおすすめします。高画質で鑑賞する水中シーンは鳥肌ものですので…。
【ストーリー】
海底に広がる巨大な帝国アトランティスを築いた海底人たちの王女を母に持ち、人間の血も引くアクアマン(ジェイソン・モモア)は、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられた。やがて、アトランティスが人類を征服しようと地上に攻め入り、アクアマンは、アトランティスとの戦いに身を投じていく。
監督:ジェームズ・ワン
脚本:デビッド・レスリー・ジョンソン、ウィル・ビール
製作:ピーター・サフラン、ロブ・コーワン
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソン、ドルフ・ラングレン、ニコール・キッドマン他
『アクアマン』
2018 年/アメリカ/カラー/英語/143分
原題:Aquaman
配給:ワーナー・ブラザース映画
2019年2月8日(金)全国ロードショー
(C) 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
公式サイト
>>> http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/