何度も延期されてきたあの作品が、ようやく、ようやく公開されます。そしてついに、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド、007、マティーニ好きの人…、何と呼んでもいいのですが、このキャラクターを演じた最後のシーンを『007/ノータイム・トゥ・ダイ』で目撃することになりそうです。日本公開日は、2021年10月1日(金)になります。

『007/ノータイム・トゥ・ダイ』の公開を待ち望んでいた私たちにとって、少し本筋を外れたボンド関連ニュースも相次ぎましたが、それはこの映画自体の楽しみを脅かすような存在であったかもしれません。そう、それも、「次の007は誰か?」という話になると…。イドリス・エルバ、トム・ハーディ、レゲ=ジャン・ペイジなどが候補に挙がったりしていました。世代によっては、ジェームズ・ボンドの世代交代を何度か経験している人もいることでしょう。だからこそ、このシリーズの将来に関する"正確な"最新情報がようやく手に入ったことは、安堵にもつながることでしょう。そして純粋に、この最新作を楽しむことができるはず。

BBC Radio 4の「Today」に出演した、「007」のプロデューサー、バーバラ・ブロッコリは、「公式に次なるボンド役をキャスティングするのは、2022年まで始まらないでしょう」と語っています。

「私たちはダニエル(・クレイグ)に、しばらく感謝の時間を設けたいと思っているんです」と、ブロッコリは続けて話しています。「来年には、将来のことを考え始めるはずです」

ブロッコリの言うことは、ごもっともです。もし、ボンドのチームがマーベルのように、『007/ノータイム・トゥ・ダイ』の公開前後に容姿端麗な役者を熱心にオーディションしたら、クレイグの在任期間に少しだけ影を落としてしまうかもしれません。「007」の未来についてブロッコリは別のインタビューで、「アマゾンがMGMを買収したとしても、今後もボンド映画は劇場で見られるだろう」と話しているので、この作品がシリーズ最終作になるという心配はなさそうです。

「私たちは劇場公開用の映画をつくることに集中しており、それが私たちの存在意義だと思っています」「そしてアマゾンも、将来的に劇場公開作品として取り扱うと言っています。私たちはそこで何が起こるかを、静かに見守るつもりです」と、ブロッコリは話しています。

Soure / ESQUIRE US
※この翻訳は抄訳です。

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